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映画コラム

邦画の意味から洋画との違いまでを分かりやすく解説【あなたはどっち派?】

えいが

あなたは「邦画」の意味を、正しく理解していますか?

結論から言うと、英語表記で比べると非常に分かりやすいです。

  • 洋画=Western movies
  • 邦画=Japanese movies

このように英語で表記すると、邦画が日本映画だとよく分かります。

記事のポイント
  • 映画でよく見かける「邦画」の意味とは?
  • 「邦画」と「洋画」の違い

それでは邦画の意味から見ていきましょう!

邦画とは

えいが

「邦画」とは「日本の映画・映画作品」を意味する用語です。

日本映画とも呼ばれます。

日本映画とは一般的に日本国籍を持つ者・会社が制作をした作品を、示します。

つまり、日本国内の映画館などで公開されることを前提とした作品を「邦画」と呼びます。

「邦画」・「洋画」ともに「映画や劇場で公開される映画作品」を意味している点は共通しています。

洋画とは

映画1

「洋画」とは、欧米の映画を示します。

洋画には「海外で制作された映画」という意味も、含まれています。

ハリウッド映画の特徴

ハリウッド映画の特徴は、圧倒的な予算規模から繰り出されるスケールの大きさです。

  • 大掛かりな撮影セット
  • 高性能なカメラ
  • 撮影技法

ハリウッド映画は、すべての分野で最先端を走っています。

邦画と洋画の違いは文化性

邦画と洋画の違いは、定義のほかにも「文化性」の違いが挙げられます。

例えば、アカデミー賞です。

アメリカ映画界が展開している「アカデミー賞」と日本映画界が開催している「日本アカデミー賞」では、歴史や賞の基準が異なります。

映画作品には文化の違いが各国の特色となり、反映されていきます。

そのため外観や映画を彩る音楽など、邦画と洋画では明らかに違うのです。

中身から考える邦画と洋画の違い

POINT
  • 洋画=ストーリーが「はっきり」
  • 邦画=ストーリーが「ぼんやり」

どちらが良くて、どららが悪いというお話ではありません。

洋画と邦画の大きな違いは「情緒」にあると考えています。

感情の起伏を非常に大事にしている日本人は、「感情」の表現を重視します。

その結果、ストーリーの輪郭がぼやけやすくなる傾向にあります。

とけいが考える洋画と邦画のジャンルの違いとは?

とけい

ただし、洋画も万能ではありません。

意図的にストーリーを際立たせるような演出をした結果、話がめちゃくちゃになってしまった洋画も多く存在します。

  • 洋画=SF・アクション向き
  • 邦画=純愛・ホラー向き

要は、監督の腕と俳優の演技力で、作品の出来は大きく変わるのです。

その点だけは、万国共通と言えるでしょう。

邦画・洋画の違い【映画監督編】

キャスト

日本と海外の映画業界(とくにハリウッド)では、大きな格差があります。

その最たる点は、「映画監督への待遇」と「制作費」です。

給料や製作費を決定する評価方法において、海外と比べて明確な開き(格差)があります。

よくある邦画のパターン

日本の映画プロモーションでは、キャストが表方の俳優のみであるケースが多いです。

更には原作が小説・マンガまたはアニメから映画の題材が採用されているケースが目立ちます。

邦画でよく見かける製作委員会の方式を取る映画の場合、映画監督の評価はなかなか上がらないでしょう。

邦画の売上げを見込めるようにするには

売上げの見込める映画作品を第一に考えた場合、オリジナル作品を公開するケースはかなりのリスクが生じます。

そのため、いずれかの宣伝材料が必要になっていきます。

  • 監督の知名度
  • キャストの知名度
  • 映画祭で受賞する

映画産業はあくまでビジネスであり、集客力は常に「正義」です。

邦画の新しい形

しかし近年、邦画の作品でも、よく名前の挙がる監督が出てくるようになってきています。

2022年のアカデミー作品賞で初ノミネートを果たした『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督がいい例でしょう。

また『佐々木、イン、マイマイン』は、映画の製作費をクラウドファンディングで集めました。

新しい映画製作の形を示した作品といえるでしょう。


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洋画と一線を画した「韓国映画」

映画2

最近では「韓国映画」が、独自の作風から確固たるジャンルとして分類分けされるようになってきました。

韓国映画の特徴
  • 「社会派映画」が多く、サスペンス作品も豊富
  • 日本では「恋愛作品」や王朝時代を描いた「歴史物」が人気

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インド映画の独自ジャンル「ボリウッド」とは?

またインド映画も、独特な感性から個性豊かなストーリーを描いています。

よくインド映画の世界で語られる「ボリウッド」は、インドのムンバイで展開される映画産業の俗称です。

ボリウッドの由来と「ナヴァ・ラサ」

ボリウッドの由来は、ムンバイの旧称であるボンベイの「ボ」と、アメリカ映画産業の中心地である「ハリウッド」を組み合わせて誕生した名称です。

また、インド映画には「ナヴァ・ラサ」と呼ばれる9つの感情要素があります。

  1. シュリンガーラ (恋愛)
  2. ハースヤ (笑い)
  3. カルナ (悲しみ)
  4. ラウドラ (怒り)
  5. ヴィーラ (勇敢)
  6. バヤナカ (恐怖)
  7. ビーバッア (嫌悪)
  8. アドゥブタ (驚き)
  9. シャーンタ (平穏)

必ずしも、「上記の要素をすべて入れなければならない」というルールはありません。

しかし、より「ナヴァ・ラサ」の要素を多く取り入れた方が映画にメリハリがつき、作品が面白くなることには違いないのでしょう。


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まとめ

正直な所、映画を観る上で「邦画」の意味を知っておく必要はありません。

「邦画」とひとくくりに言っても、どの作品がいいのでしょうか?

また、どの映画の評判が悪いのでしょうか?

答えなど、ありません。

映画の感想は、人それぞれだからです。

邦画は、あくまでカテゴリーの1つに過ぎないのです。


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映画大好きライターの「とけい」です。