戦争/裏社会

『ラーゲリより愛を込めて』はどこまで実話だったのか?【戦争が起こした悲劇】

ラーゲリより愛を込めて
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映画『ラーゲリより愛を込めて』は実話がベースです。

本作の主人公である山本幡男は実在

第二次世界大戦後、ソ連によって60万人もの日本人がシベリアに抑留されていました。

山本幡男もその一人だったのです。

記事のポイント
  • 『ラーゲリより愛を込めて』はどこまで実話だったのか?

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とけい

映画を年間200本くらい楽しむとけいが書いています。

それでは映画『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじから見ていきましょう。

『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじ

第2次世界大戦が終結しました。

しかしシベリアにある強制収容所では過酷な生活を強いられる日本人捕虜たちがいました。

絶望の毎日ですが、山本幡男は、いつか帰国できると信じています。

作品名ラーゲリより愛を込めて
公開日2022/12/9
上映時間134分

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映画『ラーゲリより愛を込めて』を観た感想

とけいの評価は?

 87/100点

戦争がもたらした悲劇としか言えない内容に、胸が詰まりました。

とけい

今、生きている環境に、改めて感謝できる作品です。

少しベタな展開があった印象も受けますが、とにかくキャストの好演が光りました。

『ラーゲリより愛を込めて』のキャスト

『ラーゲリより愛を込めて』のキャストは?

二宮和也(山本幡男)
北川景子(山本モジミ)
松坂桃李(松田研三)
中島健人(新谷健雄)
寺尾聰(山本顕一(壮年期))
桐谷健太(相沢光男)
安田顕(原幸彦)
奥野瑛太(鈴木信二)

氷海のクロは実在した

興安丸に引き上げられるクロ
興安丸に引き上げられるクロ(朝日新聞社 提供)

映画に登場した黒毛の犬・クロは実在していました。

1956年12月、クロは帰国する抑留者を乗せた興安丸を追いかけています。

そのまま氷海に飛びこみました。

皆が驚き、船を止め、クロは甲板に引き上げられています。

後にクロは、京都府舞鶴で飼われるようになりました。

『ラーゲリより愛を込めて』はどこまで実話だったのか?

意味、疑問

『ラーゲリより愛を込めて』は辺見じゅんのノンフィクション小説『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』が脚本のベースになっています。

1945年8月の敗戦後、シベリアに抑留された日本人・山本幡男は一体どのようなキャリアを歩んだのでしょうか?

モデルは山本幡男

山本幡男は旧制東京外国語学校(現・東京外国語大学)でロシア語を学びました。

1933年に結婚。1936年に大連市の満鉄調査部に入社して、満州にわたりました。

1944年、陸軍に召集されると、ハルビン特務機関に配属され、ソ連に関する情報の分析を担当しています。

第二次世界大戦は1945年夏、大日本帝国の降伏で終わり、悲劇が始まります。

背景に国際秩序の破綻

ソ連は1944年、日本と中立条約を結んでいました。

ですがソ連は条約の期限が切れる前の1945年8月9日、日本の植民地だった旧満州(現中国東北部)に攻め込んだのです。

その際、日本兵や民間人をソ連の自国領やモンゴルに拉致しました。

最長11年間もの拘束が続きます。

経歴がアダとなった山本幡男は、スパイに認定されてしまいました。

収容所内にはびこる日本軍の抑圧構造

ソ連は捕虜を管理する上で、日本軍の階級秩序を利用しています。

戦争が終わっていても、「上官の命令は絶対」だったのです。

収容所でも関係性は変わらず、上官は部下をこき使っていました。

ラーゲリより愛を込めて』は、そんな軍の上下関係を色濃く描いています。

句に希望

捕虜たちは絶望の中、俳句に希望を見出します。

山本幡男も参加したアムール句会なる俳句サークルです。

当時、ソ連は共産主義の勉強会などの目的以外で、日本人が集まることを禁止していました。

そのため句会は、秘密結社でした。

山本幡男は捕虜たちの精神的な支柱になっていったのです。

迫り来る病

ラーゲリ収容所での劣悪な環境は山本幡男を苦しめました。

大病になってしまったのです。

1954年8月25日、シベリア地方ハバロフスクのラーゲリ(収容所)で喉頭癌のため、命を落とします。

享年45歳でした。

遺書

山本幡男は4500字の遺書を残していました。

母と妻モジミ、更には3人の子どもたちに計4通の遺書を残したのです。

しかしソ連は日本語で書かれた物を国外へ持ち出すことを許しませんでした。

それでも仲間たちは、驚くべき方法で山本との約束を果たします。

その様子は映画『ラーゲリより愛を込めて』で描かれています。

まとめ

映画『ラーゲリより愛を込めて』の主人公である山本幡男は実在しています。

本作で描かれるエピソードは、史実に基づいたものが多くあったのです。

悲しい現状の中でも、希望を見出す山本幡男の生き様に、感動を覚えました。

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『ラーゲリより愛を込めて』は小説『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』が脚本のベースになっています。ぜひこちらもお楽しみ下さい。

(※本ページの情報は2024年1月時点のものです。最新の配信状況はAmazonプライムビデオ公式サイトにてご確認ください。)

参考URL:https://hitocinema.mainichi.jp/article/8dkpuwnfmw https://hitocinema.mainichi.jp/article/v0odwcpss8z


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