詐欺師が活躍する映画の中でも、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』はオススメです。
その理由は『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』が、実話であるからです。
- 映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のあらすじ
- 実話と比較する詐欺の数々
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それでは、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のあらすじから見ていきましょう。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のあらすじ
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は、1960年代に実在した天才詐欺師フランク・アバグネイルの実話が、ストーリーの土台です。
フランク・アバグネイルはわずか16歳から21歳までの間に約400万ドルを稼ぎ出し、世界26カ国で詐欺を行いました。
作品名 | キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン |
---|---|
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
公開日 | 2003/3/21 |
上映時間 | 141分 |
83/100点
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『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の実話となったフランク・アバグネイルの詐欺の数々

- 銀行詐欺(信用詐欺)
- パイロット(身分詐称)
- 教員助手(身分詐称2)
- 医師(身分詐称3)
- 弁護士(身分詐称4)
天才詐欺師フランク・アバグネイルの詐欺のバリュエーションは、以上の通りです。
かつて実在した詐欺師の中では、フランク・アバグネイルの騙した金額こそ平凡であるものの、15歳という若さの点では突出していました。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を鑑賞すると分かるように、そのフランク・アバグネイルのあまりに巧妙な手口は、実際に当時のニュースでも話題となりました。
フランク・アバグネイルの詐欺:銀行詐欺(信用詐欺)

フランク・アバグネイルは残高のない口座の小切手を書き、信用詐欺を行っていきました。
しかし当然、銀行から請求が来るまでの数回の間だけしか、この詐欺は通用しません。
そのためフランク・アバグネイルは、他の銀行でも口座開設をして同じ詐欺を繰り返します。
また、信用詐欺を継続するために、ウソの身分証明書まで作成したのです。
フランク・アバグネイルは次々と新たな詐欺の手口を考案
- 小切手の複製
- 偽の預金残高からの前貸し
- 完璧なウソの身分証明書の作成
逮捕後に行われた講演会でフランク・アバグネイルは、以上の手口を事細かに説明しています。
- 空白の預金伝票に、自分の口座番号を印刷→銀行で本物の伝票に紛れ込ませる
この方法を使うと、当時は正規の顧客よりも審査が通りやすかったそうです。
フランク・アバグネイルが銀行詐欺(信用詐欺)のために用いた身分詐称で実際の業務も遂行していた
- 航空機のパイロット
- 教員助手
- 医師
- 弁護士
フランク・アバグネイルの身分詐称の航空機のパイロットは、制服を入手したところから始まりました。
その後、身分証明書まで偽造して、自動運転ですが飛行機の運転を繰り返し行っています。
この時、フランク・アバグネイルは16歳-18歳の若さでした。
約2年間で、走行距離1,000,000マイル (1,600,000 km)を突破し、26カ国以上に降り立っています。
その後、教員助手として1学期の間、社会学を教えています。
それから、医師の身分詐称に切り替えてもいます。
こうしてフランク・アバグネイルは、11ヶ月もの間、小児科のチーフ・レジデントに身分を偽ったのでした。
フランク・アバグネイルは司法試験に合格していた
最後の身分詐称は、弁護士です。
しかし、弁護士に関してはフランク・アバグネイルが詐欺をしていたかどうかは判別ができません。
なぜならフランク・アバグネイルはパイロットを名乗っていた頃、実際に司法試験に合格していたからです。
試験の際に使った証明書はもちろん偽造品です。
しかし、フランク・アバグネイルは難関である司法試験を正面突破しています。
まとめ:『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の映画と実話を比べた時の違い

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』で身分詐称は何度も登場しました。
ですが、実はフランク・アバグネイルが実際に行った身分詐称の回数の方が多いのです。
- 映画=パイロット・教員助手・医師・弁護士
- 実話=パイロット・教員助手・医師・弁護士(映画で登場した詐欺)+連邦刑務局職員など合計8回以上
ちなみにフランク・アバグネイルが行った最初の詐欺の被害者は「銀行」ではなく、「父親」だったそうな。
お父さん、かわいそう。
(※本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。)
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