映画コラム

【難解】映画『TENET テネット』のタイトルに込められた意味を解説

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『TENET テネット』のタイトルに込められた意味

単語「TENET」の意味は「教義・信条・主義」です。

しかし映画『TENET テネット』では、別の意味がありました。

『TENET テネット』が、作戦のコードネーム採用されている点です。

『TENET テネット』は「10分間の時間挟撃作戦」だった

『TENET テネット』は、本作のクライマックスシーンである10分間の時間挟撃作戦を意味しています。

  1. 順行する10分間チームである=TEN
  2. 逆行する10分間チームである=NET

名もなき男が人類を滅亡から救うために決行した作戦は、回転扉を利用して「過去と未来から敵を挟み撃ち」するという、とんでもない内容だったのです。

>>こちらの記事ではネタバレありで、難解なクライマックスシーンを「名もなき男」と「ニール」の視点から考察しています。

『TENET』の文字列は回文

また『TENET』の文字に注目すると、文字の並びが前から後ろからも同じ「回文」であると分かります。

つまり、映画のタイトル『TENET』からも「順行」と「逆行」を暗示していたのかもしれません。

『TENET』とラテン語の回文「SATOR式」の関連性

『TENET』の文字は「Sator Square」に刻まれた有名なラテン語の回文に出てくる言葉です。

上下左右あらゆる方向で、『TENET』の文字が配置されています。

また他にも、ラテン語の回文に出てくる単語があるので見てみましょう。

  1. Sator :セイター(敵のロシア武器商人)
  2. Arepo:贋作を作った絵の作者名
  3. Tenet:テネット(映画のタイトル)
  4. Opera:最初の舞台(オペラハウス)
  5. Rotas:空港のFREEPORTを建てた企業名

映画『TENET テネット』にまつわる重要な単語ばかりだったのです。

まとめ

『TENET テネット』のタイトルに込められた意味を紹介しました。

『TENET テネット』の本来の意味は「主義」です。

まさに「ノーラン主義」を貫いた一作が、映画『TENET テネット』となりました。

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『TENET テネット』の記事はこちら▼
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