映画レビュー

『時計じかけのオレンジ』のタイトルの意味を解説【ベートーヴェンは歓喜する】

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アレックスを苦しめた「ルドヴィゴ療法」

映画2

アレックスが治療のために行った「ルドヴィコ療法」は作内の映像でも、なかなか痛々しいものでした。

  1. 投薬された状態で、拘束服を着せられる
  2. 椅子に縛り付けられる
  3. 更に両目をクリップでとめ、瞬きできないように固定される
  4. 目が乾かないように目薬を差されながら、ひたすら残虐な映像を見せられる

アレックスは中身が暴力的であるため、最初は映像を楽しんでいました。

しかし、段々と気分が悪くなります。

「ルドヴィゴ療法」の狙い

投薬された薬には、吐き気の作用がありました。

「不快感」と「残虐な映像」を同時に進行することで、暴力や性的行為に対して「嫌悪感」を植え付けさせる狙いがあったのです。

「ルドヴィコ療法」によって表面上は更生したアレックスでしたが、暴力に対して機械的で、ただ無防備になっただけでした。

タイトル『時計じかけのオレンジ』のダブルミーニング

映画情報

原作者アンソニー・バージェンスが一時期暮らしていたマレーシアでは、

人間を「orang」(オラン)

と呼びました。

つまりA Clockwork Orang(e)」は「時計じかけの人間とも解釈できるのです。

そんな皮肉が、タイトル『時計じかけのオレンジ』のダブルミーニングとして込められています。

映画『時計じかけのオレンジ』を観た感想

とけいの評価は?

 72/100点

映画『時計じかけのオレンジ』は、とにかくインパクト抜群です。

「気持ち悪い」と評する方の気持ちもよく分かります。

とけい

バイオレスの上には、スタイリッシュが塗されており、更には人間味が後編では充満します。

とにかく印象に残る作品です。

映画をたくさん観ていると、いくら面白かったとしても、ストーリーの記憶がぼやけてくることはよくあります。

映画『時計じかけのオレンジ』には、一切ありません。

ルドヴィゴ療法が、脳裏に焼きついてきます。離れません。

まとめ

えいがば

『時計じかけのオレンジ』 は公開当時から過激な暴力シーンが多く、賛否両論を呼び起こした問題作です。

当時、上映禁止の映画館があったほどです。

暴力や性の欲望に忠実に生きてきたアレックス。最後は、どうなるのでしょうか?

その真相はぜひ、映画『時計じかけのオレンジ』本編でご確認下さい。

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とけい
映画大好きライターの「とけい」です。