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『コーダ あいのうた』は実話?【原作映画と比べて分かった4つの違い】

コーダ
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映画『コーダ あいのうた』は「実話の作品では?」と話題です。

厳密にいうと、実話ではありません。しかし原作映画には、モデルがいました。

なんと映画『コーダ あいのうた』には原作のフランス映画『エール!』があったのです。

記事のポイント
  • 映画『コーダ あいのうた』は実話だったのか?
  • 原作と比較して分かった4つの違い

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それでは映画『コーダ あいのうた』のあらすじから見ていきましょう!

『コーダ あいのうた』のあらすじ

家の漁業を手伝っていた高校生のルビーは、家族の中で一人だけ耳が聞こえます。

ある日ルビーは、歌手の夢を抱きました。

しかし、歌声が聞こえない両親は、娘の才能を信じられません。

最終的に、ルビーは自分の夢よりも家族を助けることにしますが……?

作品名コーダ あいのうた
原題CODA
公開日2022/1/21
上映時間112分
キャストエミリア・ジョーンズ

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『コーダ あいのうた』のキャスト

  • 娘役:エミリア・ジョーンズ
  • 父役:トロイ・コッツァー
  • 母役:マーリー・マトリン
  • 兄役:ダニエル・デュラント

エミリア・ジョーンズ以外のキャストは全員、本当に耳が聞こえません。

ルビーの父役を好演したトロイ・コッツァーは、男性のろう者の俳優で初のオスカー受賞者になりました。

ルビーの母を演じたのは、聴覚障がいを持つマーリー・マトリンです。

更に、兄役のダニエル・デュラントも視聴覚障がい者です。

「CODA」の意味

「CODA(コーダ)」は「Children of Deaf Adults」の略です。

「CODA」の意味は「耳の聴こえない両親に育てられた子ども」です。

つまり「CODA」は、主人公ルビーを指しています。

ちなみに音楽用語の「CODA」の意味は、楽曲や楽章の終わりです。

『コーダ あいのうた』は実話ではない

否定

『コーダ あいのうた』は、実話ではありません。

原作となった映画『エール!』があったために、「実話のストーリーではないか?」と噂になったようです。

原作映画『エール!』も実話ではありません。

しかし原作映画『エール!』には、モデルとなった家族がいます。

原作映画『エール!』にはモデルがいた

キャスト、モデル

原作映画『エール!』のモデルには、フランス人コメディエンヌのヴィクトリア・ドゥヴォスが関係しています。

彼女の知り合いに、同じ境遇で育った子がいました。

『エール!』の物語はこの実体験を基に、ストーリーが構成されています。

そして映画『コーダ あいのうた』は『エール!』のリメイク版です。

そのため【えいがば】では映画『コーダ あいのうた』を「実話度10%ー」にしています。

原作映画『エール!』と『コーダ あいのうた』の違い

『コーダ あいのうた』と原作映画『エール!』の違いは大きく4つあります。

  1. キャストに本物のろう者を起用
  2. 主人公の年齢
  3. 兄と弟
  4. 酪農と漁業

それでは順に、見ていきましょう。

1.キャストの特徴

  • 『コーダ あいのうた』=ろう者

原作映画『エール!』と『コーダ あいのうた』の大きな違いはキャストの特徴にあります。

シアン・ヘダー監督は「耳の聞こえない優秀な役者を起用する」と決めていました。

そのため『コーダ あいのうた』ではルビーの家族を演じる3人はろう者(耳が不自由な俳優)です。

シアン・ヘダー監督は母役のマーリー・マトリンから『コーダ あいのうた』の制作について、多くのアドバイスを受けています。

2.主人公の年齢

  • 『コーダ あいのうた』=高校生
  • 『エール!』=中学生

原作の『エール!』はフランスが舞台です。

フランスは「性について割と進んでいる国」とされています。

そのため『コーダ あいのうた』では、より共感を得るために主人公が高校生に変更された可能性があります。

3.家族構成の違い

  • 『コーダ あいのうた』=兄
  • 『エール!』=弟

両作品ともに、4人家族です。

『エール!』の弟に対して『コーダ あいのうた』では兄に変更されました。

4.家族の職業

  • 『コーダ あいのうた』=漁業
  • 『エール!』=酪農

『コーダ あいのうた』の撮影地は、マサチューセッツ州グロスターです。

監督のシアン・ヘダーのゆかりのある地から、本作の舞台に選ばれました。

その結果、家族のビジネスが漁業になっています。



オーディションでルビーが歌った曲は?

ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影(Both Sides, Now)」です。


ルビーはオーディションの際に、手話とともに本当に歌っています。

「青春の光と影(Both Sides, Now)」は1967年に製作されており、多くのミュージシャンにカバーされています。

「青春の光と影(Both Sides, Now)」と映画

「青春の光と影(Both Sides, Now)」は映画内でよく楽曲として採用されています。

  • ラブ・アクチュアリー
  • スティーブ・ジョブズ』など

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『コーダ あいのうた』を観た感想

とけいの評価は?

 93/100点

順番として『コーダ あいのうた』を観賞してから、原作の『エール!』を観ています。

両作品を比較して考えると、原作の『エール!』は『コーダ あいのうた』に比べて、恋愛要素が強めだな、と感じました。

とけい

原作の『エール!』では、主人公の女友達と弟が性的に絡むシーンがあります。

一方で『コーダ あいのうた』では、弟に関するシーンが全部カットされました。

その代わりに兄との関係性が分かるシーンが、新たに描かれています。

そのため映画『コーダ あいのうた』の方が、家族のつながりや温かさを感じる場面が増えているように思います。

まとめ

ルビー役を演じたエミリア・ジョーンズは、映画『コーダ あいのうた』の役作りのために、プロから手話やろう文化を学びました。

その成果はすさまじく、撮影中にルビーは、父役のトロイ・コッツァーのアドリブに、更なるアドリブで返せるほど、手話が上達しています。

映画『コーダ あいのうた』はアカデミー賞で作品賞・助演男優賞・脚色賞の3部門を受賞した傑作です。

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