映画『万引き家族』には、「気持ち悪い」という評価が多くあります。
一体、なぜでしょうか?
- 『万引き家族』は、気持ち悪い?
- 『万引き家族』のネタバレ
2ページ目より、ネタバレが含まれます。
それでは、『万引き家族』のあらすじから見ていきましょう!
『万引き家族』のあらすじ
東京の下町が、舞台です。
古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていました。
初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという「トンデモない一家」でしたが、家庭には笑いが絶えません。
ある日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰ります。
すると、親からの虐待が発覚し、信代は娘として育てる決断をしたのです。
作品名 | 万引き家族 |
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家族の形 | プライスレス |
公開日 | 2018/6/8 |
上映時間 | 120分 |
キャスト | リリー・フランキー/ 安藤サクラ/松岡茉優 |
80/100点
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『万引き家族』は最高賞パルムドールを受賞

『万引き家族』は、最高賞パルムドールを受賞しています。
映画『万引き家族』がカンヌ国際映画祭で評価されたポイント
当時、カンヌ国際映画祭の審査員長だったケイト・ブランシェットは、「演技、監督、撮影などトータルで素晴らしかった」と語っています。
安藤サクラさんの芝居について、大絶賛しています。
とくに、泣くシーンについては「私も含め今回の審査員を務めた俳優の中で、今後、あの泣き方をしたら、彼女の真似をしたと思って」とコメントするほどでした。
映画『万引き家族』は気持ち悪い?

その理由に、感情移入できる登場人物が少なかったことが挙げられます。
ただし上記の理由が、作品の評価を下げるポイントには直結しません。
「家族愛」のあり方を考えさせてくれる作品だと考えると、『万引き家族』はトップクラスの出来映えです。
実は映画『万引き家族』は「気持ち悪い」を意識して製作されていた
登場人物の行動が、なかなか「気持ち悪い」です。
- 父の行動が、気持ち悪い
- 祖母が入れ歯を外して食べる姿や爪切り姿が、気持ち悪い
- 父と母のラブシーンが生々しすぎて、気持ち悪い
しかし、『万引き家族』は「気持ち悪い」と評価されるように役者と監督が狙って製作されていたのです。
とあるインタビューでは、安藤サクラさん、リリー・フランキーさん、樹木希林さんが、撮影する際に「いかに気持ち悪いように演じられるかにこだわった」と語っています。
また、治と信代のラブシーンを「平成で、一番気持ち悪いラブシーンを演じよう!」と約束していたなんていう裏話もあります。
ぜひこの機会に『万引き家族』を鑑賞して、「本当に気持ち悪いと思うかどうか」確かめてみて下さい。
(※本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。)
※次のページから、ネタバレを含みます。