映画レビュー

映画『愛がなんだ』のラストの象はなんだったのか?【気持ち悪いと言われるワケ】

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『愛がなんだ』のネタバレ

テルコは、とにかくマモルに尽くします。

  1. テルコとマモルの出会い
  2. テルコは仕事を辞めるが、マモルと音信不通に

それでも、テルコはマモルのことを想っています。

『愛がなんだ』が気持ち悪いと評される理由

映画『愛がなんだ』が気持ち悪いと評される理由に、テルコの性格があります。

  • マモルの電話をひたすら待つ(いつでも)
  • 電話が来れば「私もまだ残業中だよ。今から?しょうがないなあ」とすぐに誘いに応じる
  • 風邪気味のマモルに対しての看病が行き過ぎる(味噌煮込みうどん・部屋全部を掃除など)

気を使い過ぎて「重い」と呼ばれるタイプが、テルコです。

『愛がなんだ』のラストは象

映画『愛がなんだ』のラストは、まさかの象です。

象は、マモルの夢(宮大工⇒野球選手⇒ゾウの飼育係)の一つでした。

本作のラストの場面では、テルコはマモルの夢を想うばかりに、自ら好きな人の夢を叶えようとしています。

ここまで来ると、怖いです。

「私は、今だに田中マモルではない」

テルコが呟いたクライマックスの一言に、背筋がひやりとしました。

原作との違い

実は原作の小説にも登場するナカハラは、映画ほど前面に出てくるキャラクターではありませんでした。

原作ではナカハラ別荘での1泊旅行にも参加していません。

映画と見比べながら原作を読むと、また違った楽しみ方ができることでしょう。

映画『愛がなんだ』の感想

とけいの評価は?

 76/100点

クライマックシーンは少し怖かったですが、それでも全体的にはポップな印象を受けました。

とけい

『愛がなんだ』は、とにかく配役が冴えています。

夜のコンビニ前にある駐車場で、ナカハラがテルコと愛についての意見をぶつけ合うシーンが、とても良かったです。

幸せになりたいっすね

このナカハラのセリフがたまらなく、いい。

不器用でも真っ直ぐに生きるナカハラの存在は、本作の魅力をぐっと引き上げています。

まとめ

映画『愛がなんだ』は、人間味が凝縮されたいい作品です。

各キャストの演技も見事で、とくに主人公テルコを演じた岸井ゆきのさんの自然な感じが、見ていて心地よく感じました。

『愛がなんだ』を鑑賞するには『U-NEXT』がベストです。なんといっても、作品選びに時間のムダがありません。

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映画大好きライターの「とけい」です。