あの「天才・北野武も影響を受けた」と公言している監督をご存じでしょうか?
スタンリー・キューブリックです。
「鬼才」とも称されたスタンリー・キューブリックのキャリアから、映画『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレンジ』までを順に紹介していきます。
- スタンリー・キューブリックのキャリアを知る
- スタンリーキューブリック映画作品を紹介
それでは、スタンリー・キューブリックのキャリアから見ていきましょう!
スタンリー・キューブリックのキャリア
スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)は、1928年7月アメリカ生まれの映画監督です。
映画監督を目指した理由は、「現役の監督たちよりは、上手く撮れる自信があったから」だそうです。
当時、スタンリー・キューブリックは、カメラマンとして働いていました。
その後、短編ドキュメンタリー映画を自主製作したことにより、映画監督してのキャリアを歩み始めています。
スタンリー・キューブリックの監督デビュー
映画監督になりたての頃から、スタンリー・キューブリックは監督のみならず、映画製作のすべてを指揮するスタイルを貫いています。
脚本家やプロデューサーを、兼任していたのです。
そんなスタンリー・キューブリック監督作品は、独自のユーモア・撮影手法がたっぷり詰まっていました。
スタンリー・キューブリックの評価
- 「映画史で最も偉大」かつ「最も後世に影響を与えた」の最高評価を得ている
- 監督、撮影、脚本、編集を含めた映画製作に関わる全てを一人で細かく管理した
- スタンリー・キューブリック作品は独自の個性に溢れており、今でも評価が高い
スタンリー・キューブリックの特徴
キューブリックは、そこまで大したことのないシーンまでも異常にこだわり続けることから、周りから「完璧主義者」と呼ばれるようになりました。
完璧主義者のせいで、多くのスタッフや俳優陣とよくもめています。
しかし監督としてのキャリアは順調で、映画界にその名を徐々に知らしめていくのです。
1960年代以降、キューブリックはイギリスに活動の場を移しています。
スタンリー・キューブリックの主な映画作品
スタンリー・キューブリックが、発表した主な映画作品は以下の通りです。
- 『突撃』
- 『スパルタカス』
- 『ロリータ』
- 『博士の異常な愛情』
- 『2001年宇宙の旅』
- 『時計じかけのオレンジ』
- 『シャイニング』
- 『フルメタル・ジャケット』
『時計じかけのオレンジ』や『フルメタル・ジャケット』など問題作が多くあります。
スタンリー・キューブリック作品は個性的
スタンリー・キューブリック作品のインパクトは、世界を見渡してもトップクラスです。
今でも、ユーザーにより評価が分かれます。社会現象を巻き起こす天才です。
そんなスタンリー・キューブリック作品で、特に抑えておきたい映画は『シャイニング』・『2001年宇宙の旅』・『時計じかけのオレンジ』です。
『シャイニング』のあらすじ
山の上にあるオーバールック・ホテルが『シャイニング』の舞台です。
小説家になりたいジャック・トランスは妻のウェンディ、一人息子のダニーを引き連れてホテルに訪れていました。
冬の一時期、閉鎖されるホテルで管理人をするためにやって来たのです。
3人のホテル暮らしで待つものとは……?
作品名 | シャイニング |
---|---|
公開日 | 1980/12/13 |
上映時間 | 146分 |
キャスト | ジャック・ニコルソン |
原作者 | スティーヴン・キング |
とけいの評価
68/100点
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『2001年宇宙の旅』のあらすじ
『2001年宇宙の旅』は、400万年前の人類創世記が舞台となっています。
謎の黒石板「モノリス」に接触したことで猿は、ヒトへと劇的な進化を遂げていきました。また宇宙開発をするくらいまで、科学技術は発達していきました。
2001年、いよいよ「モノリス」の謎に迫るため、人類は初の木星へと調査のために飛び立っていきます。しかし……?
作品名 | 2001年宇宙の旅 |
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公開日 | 1968/4/11 |
上映時間 | 164分 |
キャスト | キア・デュリア |
原作者 | アーサー・C・クラーク |
とけいの評価
55/100点
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『時計じかけのオレンジ』のあらすじ
近未来のロンドンが舞台です。
『時計じかけのオレンジ』の主役は、不良グループたちです。
そのリーダーである15歳のアレックスは、やりたい放題です。
ある日、アレックスは仲間に裏切られ、警察に捕まってしまいます。
その後、アレックスは監獄の暮らしの最中に、刑期が短くなるという噂の実験「ルドヴィコ療法」を知ります。
アレックスは自身を「実験台」に、と立候補しますが……?
作品名 | 時計じかけのオレンジ |
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公開日 | 1971/12/19 |
上映時間 | 137分 |
キャスト | マルコム・マクダウェル |
原作者 | アンソニー・バージェス |
とけいの評価
72/100点
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まとめ
スタンリー・キューブリックは映画1本にかける制作期間が異常に長く、こだわりが強い監督でした。
そのせいで、制作スタッフや俳優陣とよく衝突を起こしています。
それでもスタンリー・キューブリックは、何よりも作品の完成度を第一に求めたのです。
その積み重ねこそが、「映画史で最も偉大」という最高評価につながったのではないのでしょうか?
(※本ページの情報は2022年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。)