実はエア・ジョーダンの誕生には、キーパーソンがいました。
ソニー・ヴァッカロです。
映画『AIR/エア』では、NIKEの大人気スニーカー「エア・ジョーダン」の誕生秘話が描かれます。
- 「エア・ジョーダン」を生み出したソニー・ヴァッカロ
- 映画『AIR』はどこまで実話だったのか
それでは『AIR/エア』のあらすじから見ていきましょう。
『AIR/エア』のあらすじ
1984年、NIKEのバスケットシューズは人気がありませんでした。
当時のバスケットボールシューズは「コンバース」や「アディダス」が主流だったからです。
そのためNIKE社員のソニー・ヴァッカロが、マイケル・ジョーダンに目をつけました。
作品名 | AIR/エア |
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監督 | ベン・アフレック |
公開日 | 2023/4/7 |
上映時間 | 112分 |
『AIR/エア』のキャスト
映画『AIR/エア』を観た感想
93/100点
映画『AIR/エア』はバスケットボールファンはもちろん、興味のない方でも十分に楽しめる作品です。
劇中には、NIKEの企業理念が登場しています。
NIKEの企業理念を軸に、本作のストーリーが展開していきます。面白い構成です。
本作ではマイケル・ジョーダンがほとんど映りません。
あくまでビジネスを中心とした映画『AIR/エア』の脚本に唸りました。
ソニー・ヴァッカロが誕生させたエア・ジョーダン

映画『AIR/エア』ではエア・ジョーダンの開発と交渉が、メインに描かれています。
当時、NIKEのバスケットボール部門は低調気味でした。
そこでソニー・ヴァッカロは新しいビジネスプランを考えます。
マイケル・ジョーダンのスニーカー「エア・ジョーダン」が誕生
マイケル・ジョーダンをシグネチャーモデルとして、スニーカーを開発しようと考えたのです。
こうして「Air Jordan 1」が販売されます。価格は、当時$65 USDでした。
エア・ジョーダンには3つの意味がある
- シューズのクッション性が非常に高い意味「AIR」
- マイケル・ジョーダンのニックネーム「AIR」
- ダンクシュートの長い滞空時間「AIR」
エア・ジョーダンは規格外だった

エア・ジョーダンを開発する段階で、面白いアイデアが考案されました。
マイケル・ジョーダンが在籍する「シカゴ・ブルズ」のチームカラー赤と黒を、スニーカーの色の基調にしようと決めたのです。
しかし当時のNBAの規約には、「白い部分の面積が80%以上のシューズ」を使用しなければならないルールがありました。


つまりNIKEは、エア・ジョーダンが違反だと分かっていました。
エア・ジョーダンの罰金を払い続けるNIKE
ですがそれでもNIKEは、マイケル・ジョーダンが1試合エア・ジョーダンを着用する度に毎試合5000ドルもの罰金を払い続けたのです。
その後、この事件を逆手に取ったテレビCMでNIKEのエア・ジョーダンは爆発的な人気を得ています。
映画『AIR』でも描かれているエピソードです。
(※本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はAmazonプライムビデオ公式サイトにてご確認ください。)
※次のページから、ネタバレを含みます。