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映画『パラサイト 半地下の家族』は意味がわかると怖い話【徹底考察】

パラサイト 半地下の家族
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映画『パラサイト 半地下の家族』は構成が見事です。

本作を最後まで見終わると「意味がわかると怖い話だったんだなあ」としみじみ感じられます。

とにかく話が素晴らしい。アカデミー賞も受賞しています。

そこで本記事では『パラサイト 半地下の家族』「意味がわかると怖い話」である理由をネタバレ解説していきます。

記事のポイント

  • 『パラサイト 半地下の家族』は意味がわかると怖い話
  • 『パラサイト 半地下の家族』の気まずいシーンとは?

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『パラサイト 半地下の家族』の「意味がわかると怖い話」である理由は2ページ目からネタバレ解説しています。

>>「意味がわかると怖い話」である理由が書かれている2ページ目から見る

まずは『パラサイト 半地下の家族』のあらすじから見ていきましょう。

『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ

「半地下住宅」に暮らす貧しいキム一家は、4人家族です。

ある日、長男ギウの友人ミニョクが「留学中に家庭教師を代わってほしい」と、バイトの話を持ってきます。

こうして初日、豪邸のパク一家で母娘の信頼を勝ち取ったギウは、家庭教師の職を得ます。

その後、身分を装い、妹のギジョンがパク家の息子の絵の教師になり、そして……?

作品名パラサイト 半地下の家族
監督ポン・ジュノ
公開日2020/1/10
上映時間132分
キャストソン・ガンホなど

『パラサイト 半地下の家族』は気まずいシーンがある

『パラサイト 半地下の家族』にはラブシーンがあります。そのため、気まずいです。

とくに登場人物が、豪邸のソファで寝ようとするシーンには要注意です。

なお『パラサイト 半地下の家族』は、PG12指定です。

家族みんなで鑑賞しようと考えている方は気まずくなるため、注意が必要でしょう。

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『パラサイト 半地下の家族』を観た感想

とけいの評価は?

 90/100点

『パラサイト 半地下の家族』は、とにかくストーリーが秀逸です。

どんでん返し映画のような伏線にも、またキム一家が暮らす半地下の家や豪邸にもまるで違和感がありません。

とけい

韓国の歴史や経済格差から、ストーリーが構成された素晴らしい映画だと思いました。

ちなみに、半地下の家と豪邸はセットで作られています。

半地下の家は周辺の路地裏も含めて、全てがセットだそうです。

家の中の小道具から壁のシミも、忠実に再現されているなど細部にも余念がありません。

対して豪邸の方も、家の前の通り以外はセットです。

本作の背景からも、韓国映画の技術力の高さがよく分かります。

『パラサイト 半地下の家族』のキャスト

『パラサイト 半地下の家族』のキャストは、シナリオを考える際に自然と決まっていったとポン・ジュノ監督は明かしています。

そこでキャストの紹介と一緒にキャスティングの理由などを、まとめてみました。

ソン・ガンホが半地下の家族の父親役

ソン・ガンホのキャリア
  • 出身 韓国/金海
  • 生年月日 1967年1月17日
  • 代表作「渇き」(09)、「密偵」(16)

ポン・ジュノ監督とソン・ガンホの組み合わせは「ポンソンコンビ」・「ホホブラザーズ」などと呼ばれ、愛されています。

  1. 『殺人の追憶』(2003)
  2. 『グエムル 漢江の怪物』(2006)
  3. 『スノーピアサー』(2013)

ポン・ジュノ監督と名優ソン・ガンホが、4度目のタッグを組んだ作品こそ『パラサイト 半地下の家族』です。

ソン・ガンホさんが『パラサイト 半地下の家族』のシナリオを受け取ったときの衝撃と感動は、「殺人の追憶」の時と似てると思ったそうな。

チャン・ヘジンが半地下の家族の母親役

チャン・ヘジンのキャリア
  • 出身 ー
  • 生年月日 1968年5月15日
  • 代表作 「わたしたち」(16)

半地下家族の母親は、チャン・ヘジンさんが演じました。

元国体ハンマー投げの銀メダリストという役です。

映画「わたしたち」の母親役では、一瞬顔をゆがめるシーンがありました。

ポンジュノ監督はその表情が気に入り、会いに行ったのですが、チャンヘジンさんは思ったより痩せていたと感じたそうで、増量をお願いしたそうです。

『パラサイト 半地下の家族』の役作りのために毎日6食を続け、15㎏もの体重を増やしています。

半地下の家族の息子ギウ役はチェ・ウシク

チェ・ウシクのキャリア
  • 出身 韓国/ソウル
  • 生年月日 1990年3月26日
  • 代表作 「新感染 ファイナル・エクスプレス」(16)、「ゴールデンスランバー」(18)

『パラサイト 半地下の家族』(19)では、物語の中心となる「半地下の家族」の長男キム・ギウを演じています。

ポン・ジュノ監督との交流は『パラサイト 半地下の家族』からでは、ありません。

映画「巨人」を観た監督は、以前にもポン・ジュノ監督映画「オクジャ」にチェ・ウシクさんを起用しています。

チェウシクさんは「実際の性格と役が最も近い人」グランプリで、優勝しています。【共演者談】

半地下の家族の娘役にパク・ソダム

パク・ソダムのキャリア
  • 出身 韓国
  • 生年月日 1991年9月8日
  • 代表作 「プリースト 悪魔を葬る者」(15)、「プロミス 氷上の女神たち」(16)


『パラサイト 半地下の家族』(19)では、半地下に暮らす貧しい家族の長女を演じています。

ポンジュノ監督は、パク・ソダムさんについて

「俳優の武器の一つであるセリフの発声が特にいい。ある瞬間、声と眼差しだけでとても正確に、鋭く表現する」

と、絶賛しています。

『パラサイト 半地下の家族』にはパク・ソジュンも登場

ギウに家庭教師のアルバイトを持ちかけた、友人のミニョクを演じています。

梨泰院クラス』でイガグリ頭の主役パク・セロイを演じていた、パク・ソジュンが『パラサイト 半地下の家族』にも登場しています。

『パラサイト 半地下の家族』のポスター

家族ごとの対比が、足や服装に出ています。

『パラサイト 半地下の家族』のポスターには、隠れたキーワードが散りばめられているのです。

  • パク家は身なりが整った上で、靴を履いている
  • キム家は部屋着で、全員が裸足

このように二つの家族の集合写真ですが、対比が明確です。

ポスターに意味がわかると怖い話であるヒントが

共通点として、なぜかみんな黒・白のバーで目が隠されています。

それは、どこか容疑者のようでもあります。

また一番ポスターで目につくのが、向かって左側に見切れている人の足です。

これは、何を示しているのでしょうか?

『パラサイト 半地下の家族』を見終わると、その意味がよく分かるいいポスターです。

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※次のページから、ネタバレを含みます。

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映画大好きライターの「とけい」です。