スパイ映画『キングスマン』には、スーツや傘などのアイテムに驚きの機能があります。
これまでのスパイグッズの主流は、靴やペンが主流でした。
しかし「新時代のスパイ映画」と呼ばれる『キングスマン』では過去の伝統を引き継いだ上で、新たな機能を持つアイテムが多く登場しています。
- 『キングスマン』のスーツや傘の特徴
- 『キングスマン』のキャスト
それでは『キングスマン』のあらすじから見ていきましょう。
『キングスマン』のあらすじ
ロンドンの高級スーツ店が、世界最強の組織『キングスマン』の拠点です。
ある日スパイのハリーは、『キングスマン』チームの一員が殺害されたので新人をスカウトすることになりました。
そこで元エージェントの父を持つ街の不良少年・エグジーに声をかけます。
一方その頃、裏では前代未聞の人類抹殺計画がこっそりと動いていました。
作品名 | キングスマン |
---|---|
原題 | Kingsman: The Secret Service |
公開日 | 2015/9/11 |
上映時間 | 129分 |
『キングスマン』のスーツ
マドンナの衣装を長年手掛けたデザイナーのアリアンヌ・フィリップスが、映画『キングスマン』の衣装を担当しています。
『キングスマン』のスーツ生地は、高級服地ブランド「ドーメル」のものが採用されています。
「ドーメル」は生地から縫製まで、100%英国製のこだわりがあります。
高級紳士服店『キングスマン』のモデル
高級紳士服店『キングスマン』のモデルは、1849年に設立された王室御用達のテーラー「ハンツマン」です。
本来は「キングスマン」という店名ではありません。
『キングスマン』の傘
『キングスマン』のスパイグッズとして使用されている傘のブランドは、SWAINE ADENEY BRIGG(スウェイン・アドニー・ブリッグ)です。
マシンガンの銃弾を、なんと傘で防げます。更には、内側から外の景色が見えるハイテク仕様です。
また、持ち手を回すことでモードの切り替えも可能です。攻撃の強度調節まで対応していました。
ですがスパイグッズの傘は、実は『キングスマン』が初登場ではありませんでした。
スパイグッズの傘は『アベンジャーズ』(1998)が初登場
スパイグッズの傘は『アベンジャーズ』(1998)が初登場です。
60年代に人気を博したイギリスのテレビドラマ『おしゃれ(秘)探偵』の映画版です。
『アベンジャーズ』(1998)でも、主人公のジョン・スティードが傘の中にナイフを仕込んだスパイグッズを利用していました。
ロンドンと傘の関係
イギリス・ロンドンの降水量は、東京の1/3程度です。
そのため、イギリスでは雨が降っても傘を差さない人が、大多数です。
そもそも伝統的な雨具は、オーバーコートのような外套(がいとう)であり、傘ではありません。
つまり、『キングスマン』のように高級なスーツを着てこそ「傘」が成り立ちます。
英国紳士のみが、周囲に怪しまれずに傘を携帯できるのです。
『キングスマン』に登場するその他スパイグッズ
- ライター 手榴弾の役割
- 靴 連絡手段や武器
- 眼鏡 通信
- 万年筆 毒殺
- 指輪 相手を感電させる
『キングスマン』のキャスト
ここからはハリー・ハートとエグジーの特徴を紹介していきます。
ハリー・ハート(コリン・ファース)
しかし、実はハリーはスパイ組織『キングスマン』のエージェントであり、コードネームは「ガラハッド」です。
主人公エグジーの父親(リー・アンウィン)に命を救われた過去を持ちます。
命の恩人の息子であるエグジーと再会してからは、かつてエグジーの父親が目指していたようなスパイ(紳士)になれるよう、エグジーを指導していきます。
ゲイリー・“エグジー”・アンウィン(タロン・エガートン)
ハリーにスパイの基本からナイフとフォークの使い方などのマナーまで、徹底的に教え込まれます。そして、腕の立つスパイになりました。
また、ハリーから「ガラハッド」のコードネームを引き継いでいます。
監督はマシュー・ヴォーン
映画『キングスマン』の監督は、マシュー・ヴォーンです。
ガイ・リッチーとは親友で、よくコンビを組んで映画を製作していました。
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』・『スナッチ』などガイ・リッチー監督作品の製作を務めています。
転機となったのは映画『レイヤー・ケーキ』です。本作でガイ・リッチーが監督を突然、降板する事態となり、その代役を務めたのがマシュー・ヴォーンでした。
突然の監督デビューでしたが『レイヤー・ケーキ』以降、『X-MEN』などの映画監督として順調に活躍しています。
映画『キングスマン』を観た感想
83/100点
世界的大ヒットを記録した『キングスマン』は、アメコミが原作です。
映画「キングスマン」の原作コミックスにあたる「The Secret Service」は、アイコン・コミックスから出版されています。
アイコン・コミックスは、マーベル・コミックス内のレーベルの1つです。
ただしアイコン・コミックスは、マーベルのヒーロー作品のように出版社が作品やキャラクターの権利を持つわけではありません。
そのため『キングスマン』はアイコン・コミックスの作品ですが、作者のマーク・ミラーや画のデイブ・ギボンズが権利を所有しています。
加えて映画『キングスマン』も、マーベル(MCU)製作に入っていません。
まとめ
映画『キングスマン』シリーズは大人気であり、続編も次々と制作されています。
また、新たなスパイグッズが最新作でも登場するのでしょうか?
期待しておきましょう。
(※本ページの情報は2023年6月時点のものです。最新の配信状況はAmazonプライムビデオ公式サイトにてご確認ください。)
こちらも読みたい▼