実話映画『リチャード・ジュエル』の結末は?
『リチャード・ジュエル』は自ら嘘発見器によるポリグラフテストを受け、潔白を証明しています。
また母が会見を開き、大統領に対して息子の無実を涙ながらに訴えました。
更に記者のキャシーたちも、FBIの捜査の誤りに気づきます。
爆破予告をした公衆電話から警備の場所まで、キャシーたちは実際に歩いてみました。
すると時間のスパンから『リチャード・ジュエル』がどう考えても犯行不可能だと分かったのです。
『リチャード・ジュエル』のその後
アトランタ爆破事件の捜査開始から88日が経過しました。
レストランで会話するリチャードとワトソンのところへ「リチャードが捜査対象から外れた」ことが分かる書面が、FBI捜査官から届けられました。
こうして、ようやく疑惑が晴れています。
事件後、『リチャード・ジュエル』は郡保安官補など法執行官の職を続けました。
真犯人はエリック・ルドルフ
アトランタ爆破事件から6年後、とうとう真犯人が判明します。
真犯人はエリック・ルドルフでした。
『リチャード・ジュエル』の和解金
『リチャード・ジュエル』はアトランタ爆破事件で著しく名誉を傷つけられたとして、報道機関に訴訟を起こしました。
その後、いくつかの機関から和解金を受け取ることで合意しています。
ちなみに訴訟目的は、金銭に関するものではありません。
あくまで汚名を晴らすためのものだとしています。
『リチャード・ジュエル』の記者はフィクション
映画『リチャード・ジュエル』の一番のフィクションであり、本作の大問題となったのが女性記者のキャシーの描き方です。
映画『リチャード・ジュエル』には地元紙の女性記者キャシーが情報を得るために、FBI捜査官と性的関係を持つエピソードがありました。
女性記者には、実在したモデルがいました。
しかしエピソードは事実ではなく、フィクションです。
『リチャード・ジュエル』を観た感想
88/100点
映画『リチャード・ジュエル』は思い込みと報道被害のこわさが描かれた実話です。
『リチャード・ジュエル』が容疑者になった一因に、FBIのプロファイリングがあります。
- 第1発見者
- 法執行官へのあこがれ
- 強い英雄願望
- 独身
- マザコン
- 銃を所持
- 税金未納
- 白人の太った男性
イメージと思い込みで容疑者にされ、その後マスコミに報道された男の悲劇です。
FBIの人権侵害や市民を扇動するマスコミを表現した良作です。
それだけに実在した女性記者のキャシーの脚色方法は少しもったいないな、という印象が残りました。
まとめ
映画『リチャード・ジュエル』は実話に忠実です。
しかし女性記者のキャシーの脚色は一部フィクションであり、ステレオタイプな女性の描き方について本作は大問題となりました。
ですが全体を通して映画『リチャード・ジュエル』は、情報社会の怖さを描いたいい作品です。
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