映画コラム

【DISNEY】ディズニーとピクサーの関係性とは?ピクサーの歴史に迫る

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© Pixar

ディズニー作品は大きく4つに分かれていることをご存じでしょうか。

  1. DISNEY
  2. Pixar(ピクサー)
  3. マーベル
  4. スター・ウォーズ

本記事はその中でも「Pixar(ピクサー・アニメーション・スタジオ)」にピックアップしていきます。

記事のポイント
  • Pixar(ピクサー)の歴史と、ディズニーとの関係が分かる

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それではピクサーのロゴから見ていきましょう!

ピクサーのロゴはどこから?

ピクサーは『トイストーリー』シリーズなど数々の名作を世に送り出している会社です。

ピクサーのロゴは、電気スタンドのルクソーJr.。

1986年に製作されたイメージキャラクターです。

つまり会社ロゴのために、キャラがデザインされたわけではありません。

ルクソーJr.が誕生

短編映画を制作した時に、電気スタンドのルクソーJr.が誕生したのです。

それがこうして今は、ピクサーロゴのキャラとして機能しています。

ちなみにルクソーJr.を作ったのはジョン・ラセターです。

ピクサーの社名はどこから?

「ピクサー」という社名の由来はコンピューターの名前から来ています。

正式名称は「ピクサー・イメージング・コンピュータ」です。

コンピュータの開発者であるアルヴィ・レイ・スミスが名付けました。

スペイン語が由来

スミスの生まれ育った地はスペイン語が第二言語のニューメキシコ州でした。

スペイン語は動詞の語尾が「-er」や「-ar」になっている場合が多く、ピクサー(Pixar)も、スペイン語の影響を受けています。

画像の最小単位であるピクセル(pixel)を動詞化した造語ピクサー(Pixar) が社名に採用されました。

ピクサー(Pixar)の歴史

ピクサーの歴史は古く、1971年に設立したルーカス・フィルムが基盤を作っていきます。

ルーカ・フィルムにエドウィン・キャットマルが入社。ここでコンピューター・アニメーション部門ができました。

この部門こそ、ピクサーの前身と呼ばれています。

初めてのピクサー作品は?

1984年に製作された短編映画『アンドレとウォーリーB.の冒険』は初めてのピクサー作品と言われています。

しかし実はルーカスフィルムとして製作されたものでした。

ただし『アンドレとウォーリーB.の冒険』に関わったほとんどのスタッフがピクサーに移っています。

そのためる事実上のピクサーが手掛ける初作品だと認める声も少なくありません。

ピクサーとスティーブ・ジョブス

1986年、事件が起こります。

スティーブ・ジョブスがApple社株の売却益を資金にピクサーを買収したのです。

こうしてルーカスフィルムのCGアニメーションだった部門は「ピクサー・アニメーション・スタジオ」として生まれ変わります。

ピクサーとディズニー

ダンディーな
おじさん

ピクサーがここからどうやって、ディズニーと関係を持つんだい?

A.取引先の一つにディズニーがあったのです

しかし当時から「ピクサーがディズニー映画を制作する」と話がトントン拍子で進むわけもありません。

あくまで取引先の一社として、ゆっくりと濃い関係を築いていったのでした。

ピクサーの経営は赤字続き

どちらかというと当時は、ルーカスフィルム社時代に開発していた映像制作のハイスペックコンピューターを売る事業に全力を注いでいました。

その取引先に、ディズニーもいたのです。

しかしそれでもピクサーの経営状態はよくなりません。毎年赤字の状態が続いていきます。

当然、ジョブズはアニメの制作について難色を示していきます。

その後、アニメを制作する部署はスティーブ・ジョブズによって売却されてしまいました。

独立企業としてのピクサーが誕生

こうして1985年に独立企業として、ピクサーが創立されました。

誰がどう見ても、逆境です。苦しいです。

それでもアニメ映画を作ろうと前向きな人物がいました。

ジョン・ラセターです。

こうしてジョン・ラセターはディズニーと共に、短編作品など多くのアニメーションを製作しています。

そして1991年、ピクサーは決断したのです。

従来の主力部門であったシステムやコンピュータの販売部門を縮小します。

対して、CG作品の製作に力を入れ始めたのでした。

ジョン・ラセターが生み出した傑作『トイ・ストーリー』

こうして長編CG作品の作成が決定し、ジョン・ラセターが監督に任命されます。

その後1995年に発表した作品が、ディズニー/ピクサー映画の第1作目となりました。

映画『トイ・ストーリー』です。

『トイ・ストーリー』は全世界で大ヒットを飛ばします。

後に本作で、アカデミー特別業績賞を受賞しています。

その受賞者こそ、当時、初のCGフルアニメーション長編を手がけたジョン・ラセターでした。

この『トイ・ストーリー』の成功により、ピクサーはディズニーと共同でアニメを制作する契約を結びます。

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ピクサーはディズニーの完全子会社に

しかし2000年代に入ると、ピクサーとディズニーの関係は悪化します。

契約内容の問題が、原因です。

ですがディズニーのCEOが変わったことで、両社は関係を持ち直しました。

その後2006年にピクサーは、5月5日にディズニーの完全子会社となります。

こうしてピクサーのスタッフは、ディズニーの役員に就任したのでした。

ディズニー作品の歴史

1930年~1950年代のディズニー映画

1930年代のディズニー映画
「ウォルトディズニーアニメーションスタジオ」が最初の作品を公開したのが1930年です。

1940年代のディズニー映画
『ダンボ』『シンデレラ』『バンビ』が登場した1940年代。ファンタジーが、作品構成の中心となります。

1950年代のディズニー映画
『眠れる森の美女』『ピーターパン』『ふしぎの国のアリス』と名作を次々と世に送り出します。数多くの作品が実写映画化も。

1960年~1980年代のディズニー映画

1960年代のディズニー映画
『101匹わんちゃん』は1960年代の作品です。コミカルな作風が映画の中心になっていきました。

1970年代のディズニー映画
「プーさん」という圧倒的に人気のあるディズニーキャラが生まれた1970年代。全体的に可愛らしい作品が多い年代でした。

1980年代のディズニー映画
『リトル・マーメイド』が世に出たのが1980年代です。ミュージカルにもなっています。

1990~2010年代のディズニー映画

1990年代のディズニー映画
『アラジン』や『美女と野獣』など屈指の名作がそろう1990年代。映画内の楽曲の評価も高いです。

2000年代のディズニー映画
『リロ&スティッチ』が代表的な2000年代。奥深いテーマが持つディズニー作品が多いです。

2010年代以降のディズニー映画
『アナと雪の女王』のエルサや『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルなど、意志の強いプリンセスが躍動しています。

ピクサー映画(長編作品)全27作品一覧

  1. トイ・ストーリー
  2. バグズ・ライフ
  3. トイ・ストーリー2
  4. モンスターズ・インク
  5. ファインディング・ニモ
  6. Mr.インクレディブル
  7. カーズ
  8. レミーのおいしいレストラン
  9. ウォーリー
  10. カールじいさんの空飛ぶ家
  11. トイ・ストーリー3
  12. カーズ2
  13. メリダとおそろしの森
  14. モンスターズ・ユニバーシティ
  15. インサイド・ヘッド
  16. アーロと少年
  17. ファインディング・ドリー
  18. カーズ/クロスロード
  19. リメンバー・ミー
  20. インクレディブル・ファミリー
  21. トイ・ストーリー4
  22. 2分の1の魔法
  23. ソウルフル・ワールド
  24. あの夏のルカ
  25. 私ときどきレッサーパンダ
  26. バズ・ライトイヤー
  27. マイ・エレメント

まとめ

ピクサーの歴史に、映画『トイ・ストーリー』の話は欠かせません。

1995年に公開された映画『トイ・ストーリー』こそ、ピクサー作品人気の火付け役になったからです。

その仕掛け人は誰であろうジョン・ラセターでした。

コンピューターの事業から始まったピクサーは、今やアニメ映画界のトップに君臨しています。

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とけい
映画大好きライターの「とけい」です。