日本に上陸した海外の映画タイトルは、2つのケースに分かれることをご存じでしょうか?
- 原題のまま、日本語に翻訳
- オリジナルな邦題に変更
ここで映画タイトルがオシャレであると、作品の価値はグッと高まります。
- 邦題になって惹かれる映画タイトル作品をご紹介!
それでは、オシャレでセンスがある邦題を、順に見ていきましょう!
オシャレでセンスがある原題を邦題に
邦題 | 原題 |
---|---|
1.風と共に去りぬ | Gone with the wind |
2.西部戦線異状なし | All Quiet on the Western Front |
3.大脱走 | The Great Escape |
4.天使にラブソングを… | SISTER ACT |
5.アルジャーノンに花束を | Flowers for Algernon |
6.赤毛のアン | Anne of Green Gables |
7.きみに読む物語 | The Notebook |
8.アナと雪の女王 | Frozen |
9.顔のない天使 | The Man Without a Face |
10.泥棒成金 | To Catch a Thief |
『風と共に去りぬ』は、惹かれる映画のタイトルとして非常に有名です。
原題をほとんど直訳しただけのタイトルですが、「去る」ではなく「去りぬ」とした点に、オシャレポイントを感じます。
タイトルだけで余韻を味わえる良い作名です。
『アナと雪の女王』の原題は、「Frozen」だった
『アナと雪の女王』の原題は、「Frozen」でした。
Frozen=凍結、寒さで凍った
原題をそのまま直訳していたら、きっと日本でのブームは巻き起こらなかったでしょう。
「凍結」は日本語として固く、冷たいイメージを引き起こしてしまうからです。
日本向けなポップな邦題『アナと雪の女王』への変更は、すばらしい決断でした。
内容からセンスを抜き出したような邦題
- スタンドバイミー=the body(死体)
- ランボー=First Blood(最初の血)
- ピエロがお前を嘲笑う=Who Am I(私はだれ)
- あの頃ペニー・レインと=Almost Famous(ほとんど有名)
- 俺たちに明日はない=Bonnie and Clide(ボニーとクライド)
ほとんど原形の残っていないタイトルが、数多くあります。
あの有名な『スタンドバイミー』の原題は、「the body(死体)」でした。
そもそも全く印象の違うタイトルだったいう点が、驚きです。
他にも、以下のような惹かれる映画のタイトルがあります。
- ロープ=A Perfect Day(完璧な一日)
- 死霊のはらわた=Evil Dead(邪悪な死者)
- いまを生きる=Dead Poets Society(死せる詩人の会)
- 悪魔のいけにえ=The Texas Chainsaw Massacre(テキサスチェーンソー大虐殺)
- カールじいさんの空飛ぶ家=UP(上へ)
個人的には、『UP』(上へ)から『カールじいさんの空飛ぶ家』のタイトル変更が、面白いと思いました。
『死霊のはらわた』も映画タイトルに惹かれる作品の一つです。
まとめ:映画には、センスが問われる
- 原題を直訳して、多少の日本語のアレンジはあるけど、それでもオシャレなパターン
- 原題を無視しているが、作品内容からタイトルの単語や文をピックアップしてオシャレなパターン
このように惹かれる映画タイトルの邦題を分析してみると、上記の2パターンがあると分かりました。
そもそも「センスがあり、惹かれるタイトルだ」と称賛されるのは、独特な視点からタイトルがついている場合が多いです。
センス(sense)=物事の微妙な感じをさとる心の働き
そのため映画通がうなるのも、納得です。
(※本ページの情報は2023年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。)
ただし、一歩でも映画タイトルの方向性を間違えると「ダサい」と判断されるので、注意が必要です。
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