全世界でヒットした日本発のゲーム『グランツーリスモ』。
この『グランツーリスモ』で、驚きのプロジェクトが立ち上がります。
「ゲーマーを本物のレーサーに育成しよう」
そうです。
実話映画『グランツーリスモ』のモデルは、本当に元ゲーマーだったのです。
- 映画『グランツーリスモ』のモデルは実在した
- 映画『グランツーリスモ』の裏話
映画を年間200本くらい楽しむとけいが書いています。
映画『グランツーリスモ』の実話はどこまで?
映画『グランツーリスモ』は実話に沿ってストーリーが構成されています。
映画『グランツーリスモ』のモデルはヤン・マーデンボローです。
小さい頃からレーサーになりたいと思っていましたが、夢のままで年齢だけ重ねていきました。
転機は2011年。
ヤン・マーデンボローが、大学を中退した時です。
一か八かの精神で、GTアカデミーに挑戦しようと決意します。
ヤン・マーデンボローがGTアカデミーで訓練
こうしてヤン・マーデンボローは19歳で、GTアカデミーに入ります。
実際のレーシングカーに乗り込んだ時。なんと運転は、ほぼ未経験でした。
ここでゲームとリアルの違いに苦しみます。
視界です。
ゲームの『グランツーリスモ』では、何年も小さな17インチの画面でプレイしていました。
そのため本物のレーシングカーの場合、視界は先に合わす必要があります。
ですが最初はどうしても、下の地面を見がちでした。
ドライビングはゲームで教わった
ゲームの『グランツーリスモ』を何年もプレイしていたおかげでしょうか。
レーシングカーの運転技術に関しては、それほど苦労しませんでした。
振動の感覚や、ハンドル・シートからの反動が加わった点以外は、ゲームと同じ感覚だったそうです。
以上の流れは映画『グランツーリスモ』にも盛り込まれています。
ヤン・マーデンボローは映画にスタントドライブとして参加
ヤン・マーデンボローは、映画内では主人公のスタントドライバーとして出演しています。
ヤン・マーデンボローは通行人としての登場ではなく、あくまでストーリーに深く関わる出演の仕方を望みました。
撮影現場ではシーンのレビュー依頼もあったそうです。
しかし自身の専門分野ではないとして、辞退しています。
『グランツーリスモ』のあらすじ
幼いころからゲーム『グランツーリスモ』に没頭していたヤン・マーデンボロー。
ヤンが19歳の時です。
世界中から集められた『グランツーリスモ』のトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成する。
そんな驚きのプログラム【GTアカデミー】の存在を知ったのです。
ヤンは「レーサーになる」という夢を実現させるため、動き出します。
作品名 | グランツーリスモ |
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公開日 | 2023/09/15 |
上映時間 | 134分 |
監督 | ニール・ブロムカンプ【『第9地区』・『チャッピー』】 |
映画『グランツーリスモ』を観た感想
91/100点
ゲームを題材とした映画だけに、ゲーム内の画面が多く使われるのではないか、と思っていました。
ですが、実際のカーレースで味わえる疾走感や爽快感。
その中で上手い具合に、ちょちょっとゲームの要素が織り交ぜられていました。
レーシングカーがずらりと並んでいる様子やスピードの加速表現には、ワクワクが止まりません。
何より実話だという点に、驚きました。
『グランツーリスモ』のキャスト
ヤン・マーデンボロー:アーチー・マデクウィ
ジャック・ソルター:デヴィッド・ハーバー
ダニー・ムーア:オーランド・ブルーム
マティ・デイヴィス:ダレン・バーネット
レスリー・マーデンボロー:ジェリ・ハリウェル=ホーナー
スティーヴ・マーデンボロー:ジャイモン・フンスー
山内一典:平岳大
ニコラス・キャパ:ヨシャ・ストラドフスキー
コビー・マーデンボロー:ダニエル・プイグ
オードリー:メイヴ・コーティエ=リリー
パトリス・キャパ:トーマス・クレッチマン
リア・ヴェガ:エメリア・ハートフォード
アントニオ・クルス:ペペ・バロッソ
パーソル:ニクヒル・パーマー
まとめ
1997年にプレイステーション用ソフトとして誕生した『グランツーリスモ』シリーズ。
ゲーマーがプロになる驚きの実話として、『グランツーリスモ』が映画になりました。
本作はモデルとなったヤン・マーデンボローの活躍だけではありません。
日産側のプロモーションによる葛藤も描かれています。
レースの場面は、圧巻。めちゃくちゃ、いい。燃えます。
爽快感がレーシングカーのように、脳内へと一気に駆けぬけていく。
熱いレース展開が、本当に魅力的な作品でした。
参考URL:
https://blog.ja.playstation.com/2023/08/24/20230824-gt/