映画『ドリームプラン』は驚きの実話です。
当時、テニス界は富裕層の白人ばかりでした。
ですが破天荒な実父リチャードによる黒人のビーナス&セリーナ・ウィリアムズの娘たちを育て上げる『ドリームプラン』が実行されていきます。
- 映画『ドリームプラン』はどこまで実話?
- 実父リチャードの暴君ぶり
映画を年間200本くらい楽しむとけいが書いています。
映画『ドリームプラン』は実話だった
ウィル・スミスが父リチャードを好演した映画『ドリームプラン』。
実は現実のリチャードは、22歳で最初の結婚をしています。子どもも、5人いました。
ですがそれでも成功を諦められずに家族を捨てて、失踪しています。
その後の再婚で、ヴィーナスとセリーナを含めた5人の娘の父となったのです。
『ドリームプラン』は限りなく夢を現実にした
主演を演じたウィル・スミスは『ドリームプラン』の実現度合いに、心から驚いています。(上記YouTube参照)
ある日、優勝したテニスプレーヤーが4万ドルの小切手を受け取る姿をテレビで見たリチャードは思いつきます。
娘たちを、テニスチャンピオンにしようと。
そこで世界王者にする78ページの計画書『ドリームプラン』を独学で作成しました。
原題は『King Richard』
映画の原題は『ドリームプラン』でなく、『King Richard』でした。
この原題は、シェークスピアの『リチャード3世』になぞらえて付けられたタイトルです。
実は、自らの子どもが生まれる二年前から、テニスプレイヤーにしようと考えていました。
子どもたちの素質を、見抜いたわけではありません。
また実際には映画以上にスパルタ教育であり、娘をスターにするためにわざわざ治安の悪い場所に引っ越していました。
父リチャードは暴君だった
リチャードは前妻が病気になっても助けませんでした。
更に残された子どもの世話を、妻オラシーンに押し付けています。
とにかく女性たちを振り回した暴君でした。
映画の『ドリームプラン』は実話をベースに家族仲をまろやかにした感じでしょうか。
今では両親が離婚しています。父とウィリアムズ姉妹の距離も遠いようです。
映画『ドリームプラン』のあらすじ
映画『ドリームプラン』は娘ではなく、テニス未経験の父親が主役です。
後に、テニス界の旋風を巻き起こした世界最強のテニスプレーヤー、ウィリアムズ姉妹。
ウィリアムズ姉妹の父リチャードは彼女たちを最強のテニスプレーヤーに育て上げるために計画を作りました。
それが『ドリームプラン』です。
作品名 | ドリームプラン |
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公開日 | 2022/2/23 |
上映時間 | 144分 |
映画『ドリームプラン』を観た感想
93/100点
ビーナス&セリーナ・ウィリアムズの娘たちを育て上げる『ドリームプラン』を実行するため、スパルタ教育を実行する父。
賛否両論だったようです。
父の感情に、共感できない気持ちもよく分かります。
ですが総じて評価すると、ストーリーの運び方が見事です。面白かったです。
『ドリームプラン』のキャスト
ウィル・スミス(東地宏樹) – リチャード・ウィリアムズ
アーンジャニュー・エリス(根本圭子) – オラシーン・“ブランディ”・ウィリアムズ
サナイヤ・シドニー(杉山里穂) – ビーナス・ウィリアムズ
デミ・シングルトン(高倉有加) – セリーナ・ウィリアムズ
トニー・ゴールドウィン – ポール・コーエン
ジョン・バーンサル – リック・メイシー
ミケイラ・ラシェ・バーソロミュー – タンディ・プライス
ダニエル・ローソン – イシャ・プライス
レイラ・クロフォード – リンドリア・プライス
まとめ
映画『ドリームプラン』は実話です。
ウィリアムズ姉妹を世に送り出した素晴らしい計画でした。
しかし実話を深掘りすると、決して父の偉業を手放しで褒められるものではありません。
ですが父リチャードの強い意志は、夢を叶えるためには絶対に必要な要素であり、一見の価値ある映画です。
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参考URL:
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/g38978843/born-at-toxic-family-220208/