スタンリー・キューブリックの代表作として映画『時計じかけのオレンジ』は、有名です。
本作のストーリーは、完全なオリジナルではありません。
1962年に発表されたイギリスの作家アンソニー・バージェスの同名小説から構成されています。
ユニークな本作のタイトル『時計じかけのオレンジ』には、どのような意味が込められているのでしょうか?
- 『時計じかけのオレンジ』のタイトルに込められた意味とは
- アレックスを苦しめた「ルドヴィコ療法」とは
- 『時計じかけのオレンジ』に流れるベートーヴェンの楽曲
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2ページ目から、ネタバレを含みます。
それでは映画『時計じかけのオレンジ』のあらすじから見ていきましょう。
『時計じかけのオレンジ』のあらすじ
『時計じかけのオレンジ』の主役は、不良グループたちです。
そのリーダーである15歳のアレックスはやりたい放題です。
ある日、アレックスは仲間に裏切られ、警察に捕まってしまいます。
その後、アレックスは監獄の暮らしの最中に、刑期が短くなるという噂の実験「ルドヴィコ療法」を知ります。
アレックスは自身を「実験台」に、と立候補しますが……?
作品名 | 時計じかけのオレンジ |
---|---|
公開日 | 1971/12/19 |
上映時間 | 137分 |
キャスト | マルコム・マクダウェル |
原作者 | アンソニー・バージェス |
『時計じかけのオレンジ』の意味とは?
『時計じかけのオレンジ』とは、元々ロンドン東部の労働者階級が使っていたスラング(俗語)です。
Queer as a Clockwork Orange
時計じかけのオレンジのように、奇妙な
「表面上はまともだけど、中身がかなり変」という言い回しです。
『時計じかけのオレンジ』は気持ち悪い?
『時計じかけのオレンジ』は暴力シーンはもちろんのこと、人間の「欲」に包み隠さずついて包み隠さず表現しています。
- 衝撃的な「ルドヴィコ療法」
- 架空の若者言葉「ナッドサット」語
- 独特のファッション
- ベートーヴェンの楽曲
そのためカルト的な人気がある一方で、『時計じかけのオレンジ』は「気持ち悪い」との評価も目立ちます。
ナッドサット用語13選
- ドルーグ(仲間、友達)
- アルトラ(暴力)
- トルチョック(殴る)
- ウンチング(食べる)
- ビディー(見る)
- ホラーショー(最高)
- シニー(映画)
- スメック(笑う)
- デボチカ(女の子)
- ボルシャイ(男の子)
- タッシュトゥック(ハンカチ)
- ルッカフル(雀の涙)
- スームカ(醜い)
原作者でもあり、言語学者でもあったアンソニー・バージェンスによって編み出された若者言葉が「ナッドサット」です。
若者言葉「ナッドサット」は、英語にロシア語を混ぜ合わせた架空の言語です。
ベートーヴェンの楽曲が登場
おじさん
『時計じかけのオレンジ』に出てくるベートーヴェンの曲名は?
A.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン『交響曲第9番』です。
映画の節々に、ベートーヴェンの楽曲が登場しています。
『交響曲第9番』第2楽章
- 自宅に帰ってきたアレックスが、カセットテープで音楽を聞くシーン(0:18:55頃)
- アレグザンダーに閉じ込められたアレックスが、大音量で音楽を聞かされるシーン(1:58:10頃)
『交響曲第9番』第4楽章
- アレックスがレコード店を訪れたシーン(0:18:55頃)
- 「ルドヴィゴ療法」を受けるアレックスが残虐な映像を見るシーン(1:15:35)
『交響曲第9番』第4楽章「歓喜の歌」
- ミルクバーで、女性が歌うシーン(0:14:40頃)
- アレックスと内務大臣が、握手した姿をマスコミに写真を撮らせるシーン(2:12:30頃)
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『時計じかけのオレンジ』のラストシーン
実は小説の『時計じかけのオレンジ』は終わり方が、映画版と異なります。
アンソニー・バージェスの小説版の最終章が、映画『時計じかけのオレンジ』では全カットされているのです。
スタンリー・キューブリックと原作者の対立
全21章版の小説『時計じかけのオレンジ』を読んだスタンリー・キューブリックは、最終章に対して、
私が懸念した通り、これは小説のスタイルや意図とは矛盾している
と、完全否定しています。
こうした独特の感性で築き上げられた映画『時計じかけのオレンジ』は、まさにスタンリー・キューブリック節が盛り込まれた代表作といえるでしょう。
小説と映画版でどのような変更が加えられたのでしょうか?
どちらの『時計じかけのオレンジ』も面白いですので、ぜひ一度楽しんでみて下さい。
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