映画『あんのこと』は実在の人物をベースにしています。
主人公の香川杏（あん）は「ハナ」という女性がモデルです。
2020年に実際に報道された新聞記事の実話をもとに、映画『あんのこと』は制作されました。
そこで本記事では、映画『あんのこと』の実話になった元ネタの新聞記事の内容について詳しく見ていきます。
- 映画『あんのこと』の実話になった元ネタの新聞記事の内容とは？
映画を年間200本くらい楽しむとけいが書いています。
『あんのこと』の元ネタになった新聞記事とは？
映画『あんのこと』の元ネタとなった新聞記事は、2020年6月に朝日新聞に掲載された『ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事』です。
「ハナ」という女性が映画『あんのこと』のモデルになりました。
新聞記事の内容
幼い頃から、ハナは母親から暴力を受けていました。虐待です。
そのせいか小学校3年生で不登校になります。
その後、11歳くらいから母親から体を売るように強要されて売春をするようになりました。
14歳には薬漬けとなり、逮捕されてしまいます。
ハナは薬物更生に努める
薬物更生者の自助グループに、ハナは通うようになります。
グループの主宰である刑事、ハナの相談に乗ってくれる記者と出会い、徐々に環境が変わっていきます。
ハナは中学1年生の時に5回登校したきり、不登校でした。
そのため中学を卒業しておらず、夜間中学に通うことにしました。
最後は悲しい結末に
虐待や薬物中毒を乗り越えたハナは、次第に介護福祉士になりたいと考えるようになります。
母親から離れて、介護の仕事にも就きました。
ですが、コロナが流行します。
- 薬物更生の自助グループ
- 介護の職場
- 学校
心のよりどころにもなっていた環境を一気に失ったのです。
東京の繁華街の路上には、人が倒れています。ハナです。この時、25歳。
自ら命を絶ってしまいます。
ハナを支援していた薬物更生の自助グループの刑事は逮捕された
多々羅は、相談に訪れた女性の下着姿を撮影していました。
この件で逮捕、起訴されています。
ですがハナが亡くなったことを知り、多々羅は涙を流しています。
人間は一つの側面だけで成り立っていない。
深く考えさせられるような多々羅の人間性は、映画『あんのこと』にも色濃く反映されています。
まとめ
| 作品名 | あんのこと |
|---|---|
| 公開日 | 2024/6/7 |
| 上映時間 | 113分 |
香川杏: 河合優実
多々羅保: 佐藤二朗
桐野達樹: 稲垣吾郎
香川春海: 河井青葉
香川恵美子: 広岡由里子
三隅紗良: 早見あかり
映画『あんのこと』の元ネタは2020年6月の朝日新聞の記事でした。
元ネタと異なる点は、以下の通りです。
- あんのモデルとなったハナが亡くなった後に刑事は逮捕される
ですが大筋は現実にあった事件が取り扱われた実話がベースの映画です。
90/100点
『実話映画』まとめ記事はこちら▼
参考URL:https://niewmedia.com/specials/annokoto/4/
