音楽

映画『セッション』は実話で最低?ラストシーンの評価が怖いとも【スパルタの嵐】

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「ああ、最低だ」

「めちゃくちゃ怖い」

など音楽映画『セッション』は以上のようなハチャメチャな評価が、飛び交っています。

とけい

個人的には最低でしたが、最高でした(意味深)

そんな狂気とも呼べる映画『セッション』のストーリーは実話だったのでしょうか?

記事のポイント
  • 映画『セッション』は実話?

それでは『セッションのあらすじから見ていきましょう!

とけい

映画を年間200本以上楽しむとけいが書いています。

『セッション』のあらすじ

ニーマンは偉大なドラマーを目指して、トップクラスの音楽学校に入学しています。

ある日、教師のフレッチャーにより突然、初級クラスから最上級のクラスに引き上げられました。

ニーマンは「プロドラマーになれる可能性が高くなった」と喜びます。

しかしそこで彼を待っていたのは、フレッチャーの狂気ともいえるスパルタ指導でした。

作品名セッション
原題whiplash
公開日2015/4/17
上映時間107分

映画『セッション』を観た感想

とけいの評価は?

 79/100点

『セッション』の原題は『Whiplash』です。

『Whiplash』は直訳すると「むち打ち」であり、鬼教師フレッチャーの『Whiplash』というダブルミーニングが含まれています。

映画『セッション』ではドラマーの技量が試される心臓ヒリヒリの演奏シーンが、存分に表現されています。

とけい

とくにラスト9分間のセッションシーンが、圧巻です。

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『セッション』のキャスト

『セッション』のキャストは?

アンドリュー・ニーマン:マイルズ・テラー
テレンス・フレッチャー:J・K・シモンズ
ジム・ニーマン:ポール・ライザー
ニコル:メリッサ・ブノワ
ライアン・コノリー:オースティン・ストウェル
カール・タナー:ネイト・ラング
フランクおじさん:クリス・マルケイ
Mr.クラマー:デイモン・ガプトン
エマおばさん:スアンヌ・スポーク
寮の隣人:マックス・カッシュ

キャストの変更は?

短編映画でも教師役はJ.K・シモンズです。

ですが、生徒役はマイルズ・テラーではありませんでした。

ニーマンを演じたマイルズ・テラー

マイルズ・テラーのキャリア
  • 出身 アメリカ/ペンシルベニア
  • 生年月日 1987/2/20
  • 代表作『ラビット・ホール』

マイルズ・テラーは短編映画3本とTVシリーズ「The Unusuals」(09)への出演を果たした後に『ラビット・ホール』(10)で長編映画初出演となりました。

『ラビット・ホール』ではニコール・キッドマンと共演しています。

『セッション』では将来有望なドラマーであるニーマンを熱演しました。

鬼教師フレッチャーはJ・K・シモンズが好演

J・K・シモンズのキャリア
  • 出身 アメリカ/デトロイト州
  • 生年月日 1955/1/9
  • 代表作 『スパイダーマン』など

大学卒業後、J・K・シモンズは俳優としてTVを中心に出演するようになります。

転機は「LAW&ORDER」(94~10)シリーズのスコダ医師役。

知名度を着実に上げていきました。

ちなみにJ・K・シモンズは米モンタナ大学で作曲や指揮を学んだ経歴を持っています。

この経験は映画『セッション』にも活きています。

『セッション』でJ・K・シモンズは、アカデミー助演男優賞を獲得しました。

映画『セッション』は実話だった?

完全な実話では、ありません。

しかし映画『セッション』の鬼教師・フレッチャーには、実在のモデルがいました。

フレッチャーのモデルとは?

本作の監督デイミアン・チャゼルは、高校時代にジャズバンドに所属していました。

ですがジャズバンドの競争が激しく、音楽教師の指導もかなりスパルタです。

この実体験をもとに、デイミアン・チャゼルは『セッション』の脚本を執筆しています。

『セッション』に登場した曲『キャラバン』(Caravan)

映画『セッション』に登場した曲『キャラバン』(Caravan)は、ジャズの名曲です。

デューク・エリントンがトロンボーン奏者のファン・ティゾールと共同で1935年に作曲しています。

その特徴は、4ビートにとらわれない激しいリズムにあります。

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『セッション』本編映像:「ウィップラッシュ」演奏シーン

もう一曲の『ウィップラッシュ』(Whiplash)は、映画『セッション』の原題です。

作中でニーマンがドラムを叩いてる曲でもあります。

ウィップラッシュ』の作曲はハンク・レヴィであり、1973年に発表されています。

ちなみに『ウィップラッシュ』の意味は「ムチを打つこと」であり、リズムが変化していく特徴を持ちます。

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『セッション』の撮影は短期間だった

POINT

アカデミー賞作品賞にもノミネートされた『セッション』ですが、全シーンの撮影にかけられた日数はたったの19日間と短期間でした。

1日の撮影時間は18時間以上と、ハードスケジュールです。

「ブラックリスト」にピックアップされる

映画『セッション』は予算を集めるために、まず短編映画を製作しています。

こうして2012年にデイミアン・チャゼルの書いた『セッション』の脚本が、「ブラックリスト」にピックアップされます。

「ブラックリスト」とは映画化された場合、ヒット間違いなしとされる脚本リストです。

『セッション』の製作企画が始まった瞬間です。

『セッション』がつなげた映画『ラ・ラ・ランド』

チェック

デイミアン・チャゼル監督は『セッション』よりも先に、構想を練っていたミュージカル映画がありました。

映画『ラ・ラ・ランド』です。

ですが『ラ・ラ・ランド』は、問題が山積みでした。

  • 大掛かりなセット
  • ゴージャスな衣装
  • スター俳優を採用する企画力
  • 高度な撮影技法

そのため『ラ・ラ・ランド』の企画は先送りにされていたのでした。

つまり『セッション』の大ヒットがなければ、映画『ラ・ラ・ランド』の製作もなかったのかもしれません。

まとめ

映画『セッション』は第87回アカデミー賞でも助演男優賞ほか計3部門を受賞しています。

作品のラストに向けて突き進んでいくリズム、ビート。音楽の上で鬼気迫る両者が魂をぶつけ合います。

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映画大好きライターの「とけい」です。