音楽映画『セッション』はラストシーンの評価が「怖い」・「最低」など、ストーリーの展開に賛否両論の意見がよく飛び交っています。
そんな狂気とも呼べる本作のストーリーは、実話だったのでしょうか?
そこで本記事では、以下のようなトピックを中心にまとめてみました。
- 映画『セッション』は実話?
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それでは『セッション』のあらすじから見ていきましょう!
『セッション』のあらすじ
ある日、ニーマンは、偉大なドラマーを目指し、最高峰の音楽学校であるシェイファー音楽院に入学しました。
すると教師のフレッチャーにより突然、初級クラスから最上級のクラスに引き上げられます。
ニーマンは、プロドラマーになれる可能性が高くなったと喜びました。
しかし、そこで彼を待っていたのは、フレッチャーの狂気ともいえるスパルタ指導でした。
作品名 | セッション |
---|---|
原題 | whiplash |
公開日 | 2015/4/17 |
上映時間 | 107分 |
キャスト | J・K・シモンズ |
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『セッション』のキャスト
ニーマンを演じたマイルズ・テラー
- 出身 アメリカ/ペンシルベニア
- 生年月日 1987/2/20
- 代表作『ラビット・ホール』
マイルズ・テラーは短編映画3本とTVシリーズ「The Unusuals」(09)への出演を経て、『ラビット・ホール』(10)で長編映画初出演となりました。
ちなみに『ラビット・ホール』では、ニコール・キッドマンと共演しています。
以降、青春コメディ映画を中心に、出演を続けています。
鬼教師フレッチャーはJ・K・シモンズが好演
- 出身 アメリカ/デトロイト州
- 生年月日 1955/1/9
- 代表作 『スパイダーマン』など
大学卒業後、俳優としてTVを中心に出演するようになります。
転機は「LAW&ORDER」(94~10)シリーズのスコダ医師役で、知名度を上げていきます。
映画では『スパイダーマン』3部作に、出演しています。
更には『マイレージ、マイライフ』・『セッション』に出演するなど、活躍を続けます。
J・K・シモンズは米モンタナ大学で作曲や指揮を学んだ経歴を持ち、この経験は『セッション』にも活きています。
映画『セッション』は実話だった?
完全な実話では、ありません。
しかし、映画『セッション』の鬼教師・フレッチャーには、実在のモデルがいました。
フレッチャーのモデルとは?
本作の監督を務めたデイミアン・チャゼルは、高校時代にジャズバンドに所属していました。
しかしジャズバンドの競争が激しく、指導していた音楽教師の指導もかなり厳しかったそうです。
この実体験をもとに、デイミアン・チャゼルは『セッション』の脚本を執筆しています。
『セッション』に登場した曲『キャラバン』(Caravan)
映画『セッション』に登場した曲『キャラバン』(Caravan)は、ジャズの名曲です。
デューク・エリントンがエリントン楽団のトロンボーン奏者であったファン・ティゾールと共同で1935年に作曲された歴史ある楽曲です。
その特徴は、4ビートにとらわれない激しいリズムにあります。
『セッション』本編映像:「ウィップラッシュ」演奏シーン
もう一曲の『ウィップラッシュ』(Whiplash)は、映画『セッション』の原題です。
作中でニーマンがドラムを叩いてる曲でもあります。
『ウィップラッシュ』の作曲はハンク・レヴィであり、1973年に発表されています。
ちなみに『ウィップラッシュ』の意味は「ムチを打つこと」であり、リズムが変化していく特徴を持ちます。
『セッション』撮影は短期間だった

アカデミー賞作品賞にもノミネートされた『セッション』ですが、全シーンの撮影にかけられた日数はたったの19日間と短期間でした。
1日の撮影時間は18時間以上と、ハードスケジュールです。
映画『セッション』は「ブラックリスト」にピックアップされた
映画『セッション』は予算を集めるために、まず短編映画を製作しています。
こうして、2012年にデイミアン・チャゼルの書いた『セッション』の脚本が、「ブラックリスト」にピックアップされます。
「ブラックリスト」とは映画化された場合、ヒット間違いなしとされる脚本の一覧リストです。
『セッション』の製作企画が、始まった瞬間です。
ちなみに短編映画でも、教師役はJ.K・シモンズでしたが、生徒役はマイルズ・テラーではありませんでした。
『セッション』がつなげた映画『ラ・ラ・ランド』

デイミアン・チャゼル監督は『セッション』よりも先に、構想を練っていたミュージカル映画がありました。
映画『ラ・ラ・ランド』です。
ですが『ラ・ラ・ランド』は、問題が山積みでした。
- 大掛かりなセット
- ゴージャスな衣装
- スター俳優を採用する企画力
- 高度な撮影技法
そのため、『ラ・ラ・ランド』の企画は先送りにされていたのでした。
つまり『セッション』の大ヒットがなければ、映画『ラ・ラ・ランド』の製作もなかったのかもしれません。
映画『セッション』を観た感想

79/100点
『セッション』の原題は『Whiplash』です。
『Whiplash』は直訳すると「むち打ち」であり、鬼教師フレッチャーの『Whiplash』というダブルミーニングが含まれています。
映画『セッション』ではドラマーの技量が試される心臓ヒリヒリの演奏シーンが、存分に表現されています。
とくにラスト9分間のセッションシーンが、圧巻です。
作品の結末に向けて突き進んでいくリズム感あふれた上での鬼気迫る勢いは、これまで観てきた映画の中でも指折りの爽快感を与えてくれました。
まとめ

2014年の第30回サンダンス映画祭のグランプリと観客賞の受賞を皮切りに、世界各国の映画祭で高い評価を得た映画が、『セッション』です。
映画『セッション』は第87回アカデミー賞でも助演男優賞ほか計3部門を受賞しています。
ぜひ映画の感想に「最低」が出てくる音楽映画『セッション』を、この機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか?
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