映画レビュー

『時計じかけのオレンジ』のタイトルの意味を解説【ベートーヴェンは歓喜する】

本ページはプロモーションが含まれています

スタンリー・キューブリックの代表作として映画『時計じかけのオレンジ』は、有名です。

本作のストーリーは、完全なオリジナルではありません。

1962年に発表されたイギリスの作家アンソニー・バージェスの同名小説から構成されています。

ユニークな本作のタイトル『時計じかけのオレンジ』には、どのような意味が込められているのでしょうか?

記事のポイント
  • 『時計じかけのオレンジ』のタイトルに込められた意味とは
  • アレックスを苦しめた「ルドヴィコ療法」とは
  • 『時計じかけのオレンジ』に流れるベートーヴェンの楽曲

≻≻映画『時計じかけのオレンジ』を視聴するなら『U-NEXT』が最もおすすめです。

『U-NEXT』のお得なポイント


  1. 月額プラン2,189円(税込)が31日間無料
  2. 270,000本もの作品が見放題
  3. 無料期間に600円分のポイントが使える

新規登録すると、31日間の無料お試し期間600円分のポイントがついてきて、ポイント利用から無料でフル動画を視聴できます。

この600Pを使って有料配信が多い「最新の映画タイトル」も同時にタダで視聴可能です。

『時計じかけのオレンジ』を見るなら

31日以内に解約すれば、無料!

2ページ目から、ネタバレを含みます。

それでは映画『時計じかけのオレンジのあらすじから見ていきましょう。

『時計じかけのオレンジ』のあらすじ

『時計じかけのオレンジ』の主役は、不良グループたちです。

そのリーダーである15歳のアレックスはやりたい放題です。

ある日、アレックスは仲間に裏切られ、警察に捕まってしまいます。

その後、アレックスは監獄の暮らしの最中に、刑期が短くなるという噂の実験「ルドヴィコ療法」を知ります。

アレックスは自身を「実験台」に、と立候補しますが……?

作品名時計じかけのオレンジ
公開日1971/12/19
上映時間137分
キャストマルコム・マクダウェル
原作者アンソニー・バージェス

\\『時計じかけのオレンジ』を見るならここ!!//

『時計じかけのオレンジ』の意味とは?

意味、疑問

『時計じかけのオレンジ』とは、元々ロンドン東部の労働者階級が使っていたスラング(俗語)です。

Queer as a Clockwork Orange

時計じかけのオレンジのように、奇妙な

「表面上はまともだけど、中身がかなり変」という言い回しです。

『時計じかけのオレンジ』が正式な名称であり、『時計仕掛けのオレンジ』ではありません。

『時計じかけのオレンジ』は気持ち悪い?

POINT4

『時計じかけのオレンジ』は暴力シーンはもちろんのこと、人間の「欲」に包み隠さずついて包み隠さず表現しています。

  • 衝撃的な「ルドヴィコ療法」
  • 架空の若者言葉「ナッドサット」語
  • 独特のファッション
  • ベートーヴェンの楽曲

そのためカルト的な人気がある一方で、『時計じかけのオレンジ』は「気持ち悪い」との評価も目立ちます。

ナッドサット用語13選

ナッドサット語のリスト
  • ドルーグ(仲間、友達)
  • アルトラ(暴力)
  • トルチョック(殴る)
  • ウンチング(食べる)
  • ビディー(見る)
  • ホラーショー(最高)
  • シニー(映画)
  • スメック(笑う)
  • デボチカ(女の子)
  • ボルシャイ(男の子)
  • タッシュトゥック(ハンカチ)
  • ルッカフル(雀の涙)
  • スームカ(醜い)

原作者でもあり、言語学者でもあったアンソニー・バージェンスによって編み出された若者言葉が「ナッドサット」です。

若者言葉「ナッドサット」は、英語にロシア語を混ぜ合わせた架空の言語です。

ベートーヴェンの楽曲が登場

ダンディーな
おじさん

『時計じかけのオレンジ』に出てくるベートーヴェンの曲名は?

A.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン『交響曲第9番』です。

映画の節々に、ベートーヴェンの楽曲が登場しています。

『交響曲第9番』第2楽章

  • 自宅に帰ってきたアレックスが、カセットテープで音楽を聞くシーン(0:18:55頃)
  • アレグザンダーに閉じ込められたアレックスが、大音量で音楽を聞かされるシーン(1:58:10頃)

『交響曲第9番』第4楽章

  • アレックスがレコード店を訪れたシーン(0:18:55頃)
  • 「ルドヴィゴ療法」を受けるアレックスが残虐な映像を見るシーン(1:15:35)

『交響曲第9番』第4楽章「歓喜の歌」

  • ミルクバーで、女性が歌うシーン(0:14:40頃)
  • アレックスと内務大臣が、握手した姿をマスコミに写真を撮らせるシーン(2:12:30頃)

≻≻ベートーヴェンの楽曲を『Amazon Music Unlimited』で

『時計じかけのオレンジ』のラストシーン

実は小説の『時計じかけのオレンジ』は終わり方が、映画版と異なります。

アンソニー・バージェスの小説版の最終章が、映画『時計じかけのオレンジ』では全カットされているのです。

スタンリー・キューブリックと原作者の対立

全21章版の小説『時計じかけのオレンジ』を読んだスタンリー・キューブリックは、最終章に対して、

私が懸念した通り、これは小説のスタイルや意図とは矛盾している

と、完全否定しています。

こうした独特の感性で築き上げられた映画『時計じかけのオレンジ』は、まさにスタンリー・キューブリック節が盛り込まれた代表作といえるでしょう。

小説と映画版でどのような変更が加えられたのでしょうか?

どちらの『時計じかけのオレンジ』も面白いですので、ぜひ一度楽しんでみて下さい。

 ◆U-NEXT無料トライアルの特典◆

  1. 『U-NEXT』は31日間の無料お試し期間がある
  2. 『U-NEXT』は31日間の無料お試し期間でも600Pもらえる

『時計じかけのオレンジ』を見るなら

31日以内に解約すれば、無料!

(※本ページの情報は2023年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。)

※次のページから、ネタバレを含みます。

1 2
ABOUT ME
とけい
映画大好きライターの「とけい」です。