テレビゲームの歴史を知るために、便利なドキュメンタリー映画があります。
『セガvs.任天堂/Console Wars』です。
本作では、アメリカにおけるセガの成長とライバルの任天堂の歩みが分かります。
本記事では『セガvs.任天堂/Console Wars』の内容に加え「アタリショック」などゲームの歴史を詳しく解説していきます。
- 映画『セガvs.任天堂/Console Wars』のあらすじ
- アタリショックを含めたゲームの歴史を解説
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2ページ目から、ネタバレを含みます。
それでは、『セガvs.任天堂/Console Wars』のあらすじから見ていきましょう。
『セガvs.任天堂/Console Wars』のあらすじ
時は、1990年代――ゲームといえば「任天堂」でした。
当初、アメリカ拠点のセガは、全然ダメダメでした。
しかし、トム・カリンスキーが他社からの引き抜きにより「セガ」に入社して以降、風向きが変わっていくのです。
作品名 | セガvs.任天堂/Console Wars |
---|---|
公開日 | 2020/12/4 |
上映時間 | 92分 |
声の出演 | 杉田智和・大塚芳忠 |
映画監督 | ブレイク・J・ハリス |
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テレビゲームの歴史

『セガvs.任天堂/Console Wars』よりも前の、ゲームの歴史を見ていきましょう。
テレビゲームはいつから?
1962年、世界初のシューティングゲーム『スペースウォー!』が誕生します。
当時『スペースウォー!』は、無料配布が行われています。
そのおかげで『スペースウォー!』は、熱狂的なファンを獲得していきました。
そのファンの一人に、アタリの創業者ノーラン・ブッシュネルがいたのです。
1972年、ノーラン・ブッシュネルが『アタリ』を創業
社名の『アタリ』は、創業者が好きだった囲碁用語から取られました。
会社『アタリ』はアーケード型ゲーム機「ポン」で大ヒットを果たします。
その結果、ゲーム業界全体の市場をも大きく広げていったのです。
その後、映画配給で有名なワーナーに株式を売っていき資金を確保します。家庭用ゲーム機の開発に、乗り出すためです。
アタリ社は家庭用ゲーム機で苦戦
こうして、ソフト交換ができるハードモデルの開発にアタリ社は成功します。
しかし『アタリ』は、ゲーム機の売上げに苦戦していました。
アタリショックとは
1983年、クソゲーム『E.T.』大赤字からの「アタリショック」を引き起こします。
業績が急上昇していた『アタリ』は、黄金期を迎えていました。
しかし、ここで史上最悪のクソゲームを発売してしまいます。
その背景には当時、ライバル社が次々と高性能な次世代ゲーム機を発売していたことがありました。
アタリのゲーム機の売り上げは低調で、ライバルの動向から『アタリ』は焦っていたのです。
伝説的のゲーム『E.T.』
打開策として、人気ソフトをクリスマスに販売しようと考えます。
そこでワーナーが人気映画『E.T.』に高額のライセンス料を払ってまで、ゲーム化することを決定します。
しかしこの時点で、クリスマスまでに残されたソフト『E.T.』の開発期間は、わずか6週間しかありませんでした。
こうして低クオリティーのゲーム『E.T.』が、誕生してしまいます。
ゲーム業界全体が薄利多売を求めた結果、ゲームの質はぐんぐんと低下していきました。
「アタリショック」でゲーム市場が崩壊
『アタリ』の崩壊がきっかけでアメリカの家庭用ゲームの市場規模は、縮小し続けます。
こうした一連のゲーム業界の悲劇は、後に「アタリショック」と呼ばれるようになりました。
- 「ニンテンドー・オブ・アメリカ」【任天堂】が設立されたのは、1980年です。
- 「セガ・オブ・アメリカ」が設立されたのは1986年です。
セガは任天堂に大分、遅れを取っています。
どのようにして、セガはゲーム業界の王者・任天堂と戦っていったのでしょうか?
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