1993年に日本で公開されたディズニー映画『アラジン』は、世界中で大ヒットを記録した名作です。
アニメの映画公開から26年が経ち、いよいよ『アラジン』が実写化を果たしました。
そこで、『アラジン』実写版とアニメの違いを徹底解説していきます。
- 『アラジン』実写版とアニメの違いを徹底解説
ネタバレは一切、ございません。
それでは、実写版『アラジン』のあらすじから見ていきましょう!
『アラジン』のあらすじ
お金はないけれど、優しい心を持つ青年アラジンが巡り合ったのは、王女ジャスミンです。
王宮の外へ自由を求めるジャスミンとランプの魔人・ジーニーがストーリーを盛り立てていきます。
さあ、願いを叶えることが、できるのでしょうか?
作品名 | アラジン(実写版) |
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監督 | ガイ・リッチー |
公開日 | 2019/6/7 |
上映時間 | 128分 |
キャスト | メス・マナード/ウィル・スミス |
87/100点
アニメ『アラジン』と実写版『アラジン』の違い
・1990年代のディズニー映画
『アラジン』や『美女と野獣』・『ライオン・キング』など、ディズ二ー作品の中でも屈指の名作が揃っているのが1990年代の特徴です。
映画のシーンで流れる楽曲の評価も高く、「DISNEY」の地位を更なる高みへ押し上げました。
アニメ版『アラジン』は、ディズ二ー映画の名作の一つです。
実写版『アラジン』を手がけた監督は、『シャーロック・ホームズ』シリーズを手がけたガイ・リッチーです。
そんな実写版『アラジン』とアニメ版『アラジン』の最も大きな違いは、オリジナルキャラクターの侍女のダリアがいる点です。
ジーニーと侍女ダリアのロマンス
実写版『アラジン』で新たに登場したダリアと、魔人のジーニーのロマンスがあります。
最も、アニメ版と異なる点です。
女性の社会進出
実写版『アラジン』は、女性の社会進出がテーマになっています。
そのため、ジャスミンの描写としては美しさだけではなく、知性と強さを兼ね備えた女性であると分かるシーンが多くあります。
アラジンの一目惚れ
アニメ版『アラジン』では、アラジンは街に出たジャスミンの美しさに見とれています。
しかし実写版『アラジン』では、カットされています。
「アリ王子のお通り」歌詞の変更

アラジンはジーニーの魔法によって、アリ王子へと変わります。
その後、ジャスミンの宮殿へと向かい、「アリ王子のお通り」が歌われます。
この「アリ王子のお通り」の歌詞に、アニメ版と実写版では変更がありました。
- 「Brush up your Sunday salaam(素晴らしい挨拶でおもてなしをするんだ!)」「Sunday Salaam」→「Friday Salaam」イスラム文化の祝日が金曜日だから
- 「He’s got slaves, he’s got servants and flunkies(彼は、奴隷と召使いと使用人を所有してる)」→「He’s got thousand servants and flunkies(何千もの召使や人足が彼に仕える)」
新曲「スピーチレス」は「ホール・ニュー・ワールド」に負けない素晴らしさ
アラジンには往年の名曲「ホール・ニュー・ワールド」があります。
そんな『アラジン』実写版で追加された楽曲の評価が、高いです。
「スピーチレス~心の声」です。
歌の内容は、実写版『アラジン』のテーマでもある「女性の社会進出」が見え隠れします。
どれだけ虐げられても裏切られても、自分たちの意見を声をあげていこうという内容です。
「スピーチレス~心の声」を手がけたのは、あの『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞の主題歌賞を受賞したベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビです。
ジム・キャリーが魔神のジーニーを演じていたかも?
ランプの魔神ジーニーは、ウィル・スミスが演じました。
ですが当初、魔神のジーニー役の候補として名前が挙がっていたのは映画『マスク』で有名なジム・キャリーでした。
アラジンが裸ではない?
上半身裸のアラジンが、実写版ではしっかりと服を着ています。
衣装デザイナーを担当したマイケル・ウィルキンソンが「家族で観に来るお客様は、俳優が肌をさらしていると、何かと気が散るだろう」と判断したためです。
アバブワ王国の地図に、ディズニーランドの地名が?
ジーニーの魔法で変身したアラジンは、王子を名乗ります。
ジャスミンにその事実を信じさせようと、王子の出身であるはずのアバブワ王国の地図を見せるのですが、その地図には面白いギミックが隠されていました。
- ファンタジーランド
- アドベンチャーランド
- トゥモローランド
ディズニーに関する地名だらけです。
まとめ

『アラジン』のジャスミン役はナオミ・スコットであり、圧巻の歌声を披露しています。
そんな主題歌となった「ホール・ニュー・ワールド」は、アカデミー賞歌曲賞を受賞しています。
実写映画『アラジン』は、現代の時代性にあわせている印象を受けました。
とくに女性の社会進出が、強く押し出されています。
(※本ページの情報は2022年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。)